“練習の虫”鈴木愛、逆転V誓う「アンダーパーで回れたら可能性はある」

2016年5月1日6時0分  スポーツ報知
  • 5番、ティーショットを放った鈴木愛は通算6アンダーで2位の好位置をキープ

 ◆女子プロゴルフツアー サイバーエージェントレディス第2日(30日、静岡・グランフィールズCC=6562ヤード、パー72)

 2位で出た鈴木愛(21)=セールスフォース=が5バーディー、3ボギーの70をマーク。通算6アンダーとし、2014年以来となるツアー2勝目へ望みをつないだ。福嶋浩子(38)=フリー=が、通算8アンダーで単独首位をキープ。昨年の賞金女王、イ・ボミ(27)=マスターズGC=が5打差3位で追う。

 最終18番。約2・5メートルのパーパットを沈めた鈴木は右手を握りしめた。2番で3メートル、6番は5メートルを沈めてバーディー。逆転Vへ望みをつなぎ「後半は苦しい流れだったけど、いいパーを拾えた」と白い歯を見せた。

 全試合に帯同する母・美江さん(44)が、悲鳴を上げるほどの“練習の虫”だ。試合会場で、日没までパット練習を繰り返すことも珍しくない。日暮れが早まる秋や冬は月明かりの中で「私がスマホのライトでボールだけを照らして…。黙々と打ってました」と美江さん。この日のラウンド後もマッサージを5分間受け、練習場へ直行。誰よりも遅くまで練習した結果、今季の平均パット数は約1・75で現在ランク1位だ。

 14年の日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯で初優勝。ツアー初Vをメジャー大会で飾ったが、2勝目が遠い。昨年は2位が3度。今年も4月のスタジオアリス女子オープンで2位。あと一歩で壁に阻まれる21歳は「悔しい思いをした分、いいところで勝てると考えている」と力を込めた。

 第2日に続き最終日も最終組で回る福嶋浩には、精神面での助言を求めたことがあり「相性の合う先輩」と頼りにするが、勝負は別。「アンダーパーで回れたら優勝の可能性はある」。真っ暗になるまで続けたパット練習が2勝目を導く光となる。(高橋 宏磁)

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