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　日本民俗学（Folklore）から社会学（Sociology）へ転向してから早25年。
　1989年度・1990年度の二年間は「民俗学コース」に所属していた。この学問が苦手という訳ではなかったのだが［http://warp.da.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/9852280/ecowww.leh.kagoshima-u.ac.jp/staff/kuwabara/kumadai01.pdf］如何せん面白くなかった。で、1991年度から2年間「社会学コース」に転向し所属したのであるが、この学問、面白くはあったがつかみ所のないものでもあった。卒業論文は「脳死問題と臓器移植」（http://warp.da.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/9852280/ecowww.leh.kagoshima-u.ac.jp/staff/kuwabara/kumadai00.jpg）をテーマにして執筆した。生物学的な知識も身につけるため、わざわざ教養科目で「生物学」を受講してまでして頑張って書いたのであるが、評価は「良」（1992年度）。
　1993年度から猛勉強をして［http://warp.da.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/9852280/ecowww.leh.kagoshima-u.ac.jp/staff/kuwabara/kumadai03.pdf］［http://warp.da.ndl.go.jp/info:nd...ljp/pid/9852280/ecowww.leh.kagoshima-u.ac.jp/staff/kuwabara/touhoku01.pdf］［http://warp.da.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/9852280/ecowww.leh.kagoshima-u.ac.jp/staff/kuwabara/touhoku00.jpg］、2000年3月『社会過程の社会学』を執筆した［https://archive.is/OlYkB#selection-441.0-443.0］。
　と、ここまでは良かったのであるが、それから16年間、なかなか良い論文を出せずにいる。
　2013年公刊の初めての英文論文は、事実上、私の上記のD論を要約的に再構成したものに過ぎない。
　それともう一つ。これ［http://www.amazon.com/Taxi-Dance-Hall-Sociological-Commercialized-Recreation/dp/0226120511］である。なかなか終わらない。翻訳というのは人数が多ければ良いというものではない。否、3人以内ぐらいがちょうど良い。訳者が6人もいると収拾がつかなくなってしまう。
　この翻訳も請け負って既に16年間が完全に経過した。目下、初校の最中である。330ページの原稿を一人で校正するのは難儀きわまりない。でも何とか今年中には「縁を切りたい」！