放送内容
今回のシリーズでは脳梗塞だけでなく、がんにも視野を広げ、著名人からの体験談をもとに、よりよく生きるためのリハビリについて考えていきます。
元NHKアナウンサーの山川さんは、定年退職した後も、古典芸能の司会やエッセーなどで活躍していました。しかし、2000年1月、夕食後に横になろうとしたものの体に力が入らず、ろれつも回らなくなりました。すぐに救急車を呼び、入院。脳梗塞でした。当時はまだ脳梗塞に対して保険適用されていなかった血栓溶解薬を使い、処置が早かったおかげで脳の損傷を最小限に食い止めましたが、言語中枢付近の血管がダメージを受け、「失語症」という後遺症が残ってしまいました。
リハビリとして山川さんが取り込んだのが、新人アナのごとく繰り返しの発声練習です。さらにその声をテープレコーダに録音し、おかしいところが無いか何度も繰り返しました。また看護師相手にはスピーチの練習を繰り返し、さらに日記もつけました。一日の出来事を思い出し、「考えてまとめる」、自分の手で「文字に起こす」というのは一苦労。そのおかげで脳梗塞のリハビリは順調に進んだといいます。