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活断層観察施設 見学者増える
04月30日 19時04分
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熊本地震を受けて活断層の地震に関心が高まる中、明治時代に岐阜県などを襲った濃尾地震の断層を観察できる施設の見学者が連休中増えています。
濃尾地震は明治24年、岐阜県を走る根尾谷断層がずれて発生し、岐阜県や愛知県を中心に7000人あまりの犠牲者が出ました。
濃尾地震の資料を集める岐阜県本巣市の地震断層観察館では、倒壊した家屋など被災状況を撮影した貴重な白黒写真が展示されているほか、地震を引き起こした根尾谷断層の一部を掘り下げたコーナーがあり、連休で訪れた人たちが上下に6メートルほど動いた断層の断面を目の当たりにして驚いた表情を見せていました。
岐阜県瑞穂市の男性は「熊本地震で断層が気になり、初めて見に来ました」と話していました。
施設によりますと、熊本地震で関心が高まり、大型連休に入って30日までの入館者は例年の4倍ちかくに増えているということです。
地震断層観察館で説明を担当する梅田友子さんは「濃尾地震の被害や活断層について知ってもらうことで、ぜひ防災意識を高め、地震に備えてほしい」と話していました。
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