2016年4月30日08時39分
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の沖縄県名護市辺野古への移設計画で、沖縄防衛局は30日午前、辺野古沿岸部に設置している立ち入り禁止区域を示すフロート(浮き具)の撤去作業を始めたと発表した。
防衛局によると、フロートの撤去は気象や海上の状況を見極めながら作業し、3週間から1カ月程度かかる見込みだという。フロートは2014年8月、辺野古沖の海底ボーリング調査を行う際、海上で抗議活動する反対派がカヌーなどで立ち入り禁止区域に入るのを防ぐために設置された。
移設作業は、国と県の訴訟が和解したことで中断している。県は和解に基づき設置された協議の場「作業部会」で、沿岸部の原状回復を求め、フロートの撤去については国も前向きな姿勢を示していた。
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朝日新聞社会部
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