最近、はてなブログを見ていると過去に書いた記事のリライト(追記)のことが多く書かれています。
でもどの記事をリライトしていけば良いのか?優先順位を選ぶ際のことはあまり説明されていないので、僕がリライトする際、Google Analyticsを使った過去記事の選び方の1つを紹介します。
なお、これは4月17日開催した「初心者向きブログアフィリエイト&SEO勉強会」で説明したものです。
セグメントは検索流入のみにする
最初にセグメントを検索流入のみにしてください。
過去記事を読んでくれるのはほとんどの場合検索流入から来た人です。
とその前に、セグメントって何?と思う方もいるかもしれませんので簡単に説明すると、ブログに来てくれた人を条件で絞ることです。
例えば女性のみとか、男性のみとか25歳以上のみとか、いろいろな条件を絞ることが出来ます。
今回は検索から来てくれた人のみを絞ることになります。
検索から来てくれた人のみをセグメントする方法は下記の記事をご覧ください。
見るところは「すべてのコンテンツ」
そして見るところは、左メニューの「行動」→「サイトコンテンツ」→「すべてのページ」です。
上記の図の①のところですね。
検索流入だけでセグメントしているので②は検索流入で来てくれた人がどの記事を見てくれているかこれでよくわかります。
ここで
上記の図で注目すべきところは③の「平均ページ滞在時間」と④の「直帰率」と「離脱率」です。
検索ボリュームを確認する
上の図で一番読まれている記事は下記のものだということがわかります。
もうみんな、本当にスケベなんだから!
この記事を検索流入から見てくれている人はどんなキーワードで来てくれているのか確認をします。
どんなキーワードでブログに来てくれているのか、キーワードの調べ方は下記記事を参考にしてください。
混浴の記事にどんなキーワードで来てくれているのかと言えば「混浴」とか「混浴温泉」というキーワードになっていました。
では「混浴」というキーワードは月にどれぐらい検索されるのか確認します。
使うツールはGoogleのGoogle AdWordsのキーワードプランナーです。
キーワードプランナーによる検索ボリュームの確認方法は下記記事を参考にしてください。
ちょっと古いですが大体は同じです。
混浴や混浴温泉で見てみると2つのキーワードで大体月間で6万回近くは検索されています。
ここで「混浴」や「混浴温泉」というキーワードで元の記事が検索結果が何位なのか確認をしてみましょう。
使うツールは最初はSEOチェキ!が良いでしょう。
SEOチェキ!の使い方は下記記事をご覧ください。
実際にSEOチェキ!で調べてみました。
混浴はGoogleで5位、Yahoo!で7位、これぐらいの順位で月間12000PV以上見られているのですから割りと良い方だと言えます。
検索順位によるクリック率の違いについては下記記事を参考にしてください。
通常5位だと5.5%くらいのクリック率なので月間6万回検索ボリュームがあるのなら、3300クリックくらいになるのでPVもそれくらいになるはずですが、タイトルがキャッチーなためか割りと良いクリック率になっており12000PVも読まれていることになります。
ここでこの記事をリライトして順位をもう少し上を狙うかどうかは自分で決めることになります。
僕はもうこの記事に対してリライトはしないことを選択しました。
理由は
いろいろとこの記事でマネタイズを試みましたが全くマネタイズ出来なかったため
です。
当然です。マネタイズ向きの記事ではありませんから。
PV重視ならリライトしてもっと上位表示を目指すのもありですが、今はこのブログに関して言えばPVにこだわってないので。
滞在時間からリライトするか考える
次に滞在時間からリライトするかどうかを判断します。
混浴の記事を画面を見て声を出しながら読んでどれぐらい時間がかかるかまずは計測してみます。
なぜ声を出しながら読むかといえば、自分の書いた記事というのは自分が書いているために目で追って読んでいくと初めて読む人に比べて倍近い時間で読めてしまうためです。声を出しながら読むことで初めて読んでくれる人と同じくらいの時間をかけて読むことが出来るようになります。
実際に混浴の記事を会話をする程度の速度で読んでみたところ約3分でした。
Google Analyticsのデータでは3分50秒になっているので読んでくれている方の多くはしっかりと最後まで読んでくれている可能性が高いことがわかります。
ただし「最後まで読んでくれている可能性が高い」と書いたのには理由があります。それはGoogle Analyticsの標準的な機能ではこの「ページ平均滞在時間」に記録されているのは、この記事の次に他の記事を読んでくれた人のみだからです。
この記事のみを見て直帰してしまった人の時間は計測されていません。
Google Analyticsの標準的な機能では直帰した人のページ滞在時間は計測出来ない仕組みになっています(カスタマイズすれば計測は可能)。
で、話を戻しますがここで自分で声を出して読んだ時間よりもページ平均滞在時間が短い場合、しっかりと読んでくれていないという可能性が高くなります。
なぜしっかりと読んでくれていないのか?文章が読みづらいのか、それとも単につまらないのか?理由はわかりませんが、とにかくしっかりと読んでくれていないことが想像出来ます。
そういう記事はリライトして読みやすくしたり改善をする余地が残されていると考えてリライト対象にするのが良いでしょう。
つまり
実際に自分で読むのにかかった時間と平均ページ滞在時間の差からしっかりと読んでくれているかどうか判断して読んでもらっていないと思ったら読みやすいようにリライトを行ってみる
ということになります。
直帰率・離脱率からレコメンドする記事を考える
最後に4番の「直帰率」「離脱率」から記事を改善するポイントを説明します。
直帰率と離脱率の意味や違いはここでは割愛しますが、簡単に言えば見ていた記事を最後に他のサイトやブラウザを閉じてしまったことになります。
直帰率や離脱率が高いのが必ずしも悪い訳ではありませんが、PVを増やしたいと考えるのであれば、直帰率や離脱率は低い方が当然良いことになります。
ここで直帰率や離脱率の高い記事に対してリライトをしたり手動でレコメンドする記事を記載したりします。
レコメンドについては下記記事をご覧ください。
つまり
直帰率や離脱率の高い記事はリライトしたり手動でレコメンドする記事を追記することで改善出来ることがある
ということになります。
まとめ
- リライトすべき記事はセグメントで「検索トラフィック」のみにして、「行動」→「サイトコンテンツ」→「すべてのページ」だけにする
- キーワードプランナーやSEOチェキ!等を使って検索ボリュームと検索結果の順位を調べて追記やリライトすべき記事か判断をする
- 滞在時間を調べてリライトするかどうかを考える
- 直帰率や離脱率からリライトするかレコメンドする記事を考えてみる
といったところでしょうか。
と半年ぶりのこのカテゴリーの記事を書いたな(^_^;)
この記事を読んだ後はこの記事がおすすめです。
これが本当のレコメンドです。