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【芸能・社会】

日南響子、3年ぶり女優復帰 映画「シマウマ」ミステリアスな女役

2016年5月1日 紙面から

映画「シマウマ」で、3年ぶりにスクリーンに登場する日南響子=名古屋市中区で

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 女優、モデルの日南響子(22)が映画「シマウマ」(21日公開)にミステリアスな女“キイヌ”役で出演している。「珠麟(しゅりん)」名義の歌手活動を優先してきたため、スクリーンへの登場は約3年ぶり。日南は「撮影の現場にいることの楽しさを実感しました」と語り、女優業への復帰に意欲を見せた。

 愛知県出身の日南はモデルとして芸能活動をスタートさせると、そのかれんな容姿で人気に火が付き、グラビアやCMに次々と登場。女優としても映画「七つまでは神のうち」(2011年)で初主演し、「桜姫」(13年)では10代で大胆なベッドシーンに挑んで注目を集めた。

 その一方で、父がドラマー、母がボーカリストという音楽一家で育ったこともあって、音楽活動にも強いこだわりを持つ日南。

 約4年前から「珠麟」として音楽活動を始め、「枠に縛られたくない」と所属事務所も辞めてフリーに。この2、3年は曲作りやライブに力を注いでいたという。

 女優業の復帰作となった「シマウマ」は、小幡文生さんの人気コミックが原作で、竜星涼(23)らが出演。依頼人の恨みや憎しみを、暴力などあらゆる方法を用いて昇華させる「回収屋」を通して裏社会を描いた問題作で、日南は回収屋の紅一点の敵か味方か分からないキイヌを演じる。

 「足を引っ張ってはいけないと集中して撮影に臨みました。どうやってセリフを覚えたか、昔の勘がだんだん戻ってきました」と日南。「強いけれど女性らしさも持っている役で、楽しんでできました。原作と違う容姿ですが、逆に新しいキイヌが生まれた感があります」と自信を見せる。

 珠麟として映画のエンディングテーマ「回収屋の姦−コドクノヒト−」も担当し、1日に名古屋市中区の「クラブロックンロール」で開くライブで初めて披露する。日南は「今のまま音楽活動を続けながら、女優として自分らしさが出せる演技を探していければ」と見据えている。

 <日南響子(ひなみ・きょおこ)> 1994(平成6)年2月6日、愛知県出身。2006年に雑誌「ニコラ」のオーディションでグランプリを受賞し、専属モデルに。10年のTBS系ドラマ「ハンマーセッション!」で女優デビュー。11年から約2年間は、雑誌「non−no」の専属モデルも務めた。

 

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