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長野県と富山県にまたがる北アルプスの蓮華岳で、スキー場ではない斜面を滑るバックカントリースキーをしていた男性が滑落して動けなくなったと、助けを求めに下山した仲間から通報があり、警察は１日朝からヘリコプターで救助に向かうことにしています。

警察によりますと、滑落して動けなくなっているのは、関東地方から訪れ蓮華岳で仲間２人と一緒にバックカントリースキーをしていた男性です。
３人は先月２９日から１泊２日の予定で蓮華岳に入り、３０日に下山する予定でしたが、このうち１人が途中で滑落して動けなくなったということです。
３０日午後７時ごろ、仲間の１人が下山して救助を求めてきましたが、滑落した男性は意識があり、もう１人の仲間が現場で一緒にいるということです。
２人はスキー用の防寒着姿で、食料やテントも備えているということです。
警察では１日早くからヘリコプターを出動させる予定でしたが、上空の視界がまだ十分ではないことから天候の回復を待って救助に向かうことにしています。

また、長野県松本市の北アルプスの前穂高岳でも東海地方の２０代の男性が道に迷って下山できなくなっていると、本人から携帯電話で警察に通報があり、警察ではこの男性についても救助に向かうことにしています。