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 熊本県などの一連の地震で犠牲になった人たちは、どんな場所に立つ、どんな家にいて巻き込まれたのか。建物の古さ、緩い土壌、2度の激震……。専門家は様々な要因を指摘する。

 家屋が軒並み倒壊している。震度7の激震に2度見舞われた熊本県益城(ましき)町内では、そんな光景をあちこちで目にする。

 地図に重ねてみると、倒壊が多かった地区は、町内を流れる木山川や秋津川に沿うように並び、ほぼ並行して活断層が走っている。亡くなった人がいた建物もその地域に目立つ。