G7エネルギー相会合 きょう北九州で開幕

G7エネルギー相会合 きょう北九州で開幕
k10010505281_201605010622_201605010623.mp4
G7=主要7か国のエネルギー相会合が1日、北九州市で開幕します。エネルギーの安定調達に向けて、LNG=液化天然ガスの国際取引の慣行の見直しや、資源開発の投資を維持していくことについても議論が交わされます。
G7エネルギー相会合は、伊勢志摩サミットを前に1日から2日間、北九州市で開かれ、日本からは林経済産業大臣が出席して議長を務めます。
会合ではエネルギーの安定調達に向けて、火力発電の燃料などに使うLNG=液化天然ガスの国際取引の慣行を見直すよう、天然ガスを産出する国も含めた各国に働きかけることについて議論します。
この取り引きの慣行は、LNGを購入する売買契約でほかの企業への転売を禁止する条件が盛り込まれているもので、柔軟な売買を妨げて価格を高止まりさせる要因になっていると指摘されてきました。
また、原油価格が低迷するなかでも、各国が資源開発の投資を安定して続けていく必要性についても話し合われます。
会合の期間中、林経済産業大臣は各国のエネルギー相などと個別に会談を行うことにしており、議論の成果は2日、共同声明として発表されます。