首相 きょうから欧州5か国などを歴訪
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安倍総理大臣は1日からヨーロッパ5か国などを歴訪し、各国の首脳らと会談することにしています。一連の会談で安倍総理大臣は、今月の伊勢志摩サミットで財政出動などに協調して取り組む強いメッセージを打ち出したいという考えを伝え、理解を求めることしています。
安倍総理大臣は今月26日から開催されるG7サミット=主要7か国の首脳会議「伊勢志摩サミット」を前に、1日からイタリア、フランス、ベルギー、ドイツ、イギリスを歴訪し、各国の首脳らと会談することにしています。
安倍総理大臣はG7のメンバーのドイツやイギリスなどとの首脳会談では、先行きに不透明感が増す世界経済の持続的な成長に向けて、G7が協調して取り組む必要があるという考えを示すことにしています。そのうえで伊勢志摩サミットでは、G7が財政出動や構造改革などに協調して取り組む強いメッセージを打ち出したいとして、理解を求めることにしていて、財政出動に慎重な姿勢を示すドイツなどの理解を得られるかが焦点です。
さらに安倍総理大臣は、中国による南シナ海での拠点構築や鉄鋼の過剰供給などを踏まえ、中国に対し法の支配を尊重し、市場メカニズムにのっとった構造改革を進めるよう促していく方針を確認したい考えです。
一方、安倍総理大臣はヨーロッパ各国の訪問を終えたあと、非公式にロシア南部の保養地ソチを訪問し、プーチン大統領との日ロ首脳会談に臨みます。
会談で安倍総理大臣は、ウクライナ情勢などの影響で北方領土問題を含む平和条約交渉が停滞していることを踏まえ、交渉の加速化を改めて確認し、繰り返し延期されているプーチン大統領の年内の日本訪問に道筋をつけたい考えです。
安倍総理大臣はG7のメンバーのドイツやイギリスなどとの首脳会談では、先行きに不透明感が増す世界経済の持続的な成長に向けて、G7が協調して取り組む必要があるという考えを示すことにしています。そのうえで伊勢志摩サミットでは、G7が財政出動や構造改革などに協調して取り組む強いメッセージを打ち出したいとして、理解を求めることにしていて、財政出動に慎重な姿勢を示すドイツなどの理解を得られるかが焦点です。
さらに安倍総理大臣は、中国による南シナ海での拠点構築や鉄鋼の過剰供給などを踏まえ、中国に対し法の支配を尊重し、市場メカニズムにのっとった構造改革を進めるよう促していく方針を確認したい考えです。
一方、安倍総理大臣はヨーロッパ各国の訪問を終えたあと、非公式にロシア南部の保養地ソチを訪問し、プーチン大統領との日ロ首脳会談に臨みます。
会談で安倍総理大臣は、ウクライナ情勢などの影響で北方領土問題を含む平和条約交渉が停滞していることを踏まえ、交渉の加速化を改めて確認し、繰り返し延期されているプーチン大統領の年内の日本訪問に道筋をつけたい考えです。