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ケニアの首都ナイロビで２９日、６階建てのアパートが倒壊し、これまでに１０人の死亡が確認され、地元の警察はまだ取り残されている人がいるとみて救出活動を続けています。

東アフリカのケニアの首都ナイロビで２９日、６階建てのアパートが倒壊し、地元の警察によりますと、これまでに１３０人以上が救出されましたが、１０人の死亡が確認されたということです。
現地からの映像では、ビルの倒壊現場に大勢の人が集まり、素手でがれきを取り除いたり、救出された子どもを抱きかかえたりしている様子が映っています。
当時、現場にいた妹と電話で話していたという男性は、「妹は家が揺れていると言っていて、ここに来てみたら建物は倒壊していた」と話していました。
地元の警察は、現場にはまだ取り残されている人がいるとみて救出活動を続けています。
ケニアは東アフリカ経済の中心地として、安定した経済成長を続けていますが、首都ナイロビでは利益を優先して安全性を軽視した建物や、当局の許可を得ていない建物も多く、ビルが倒壊して住民が犠牲になるケースが相次いでいます。