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神次元シイク ネプチューンD

Posted by 魁秀 on 30.2014 D.ネプチューン   22 comments   0 trackback
たまたまネプが手に入ったのでセットを組みました。

☆ネプチューンオオカブト☆
エクアドル ナポ コサンガ産 WILD

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う~む。しかしこうしてじっくり見てみるとネプも結構いいものですね。ヘラクレスと似ていると言いますが、結構外見的な違いは多いですね。例えば頭角先端がフタマタに割れていない、符節が短い、第一節が丸みを帯び刺がある等等・・・・全体的な体高も全く同じサイズのヘラクレスと比べて高く迫力があります。ネプ愛好家の方がドハマりする理由が少し分かった気がしました(^_^;)

こちらの個体は原名亜種のneptunus neptunusになります。と言っても現在生体で出回っている個体はワイルド含めて全て原名亜種に当たりますが。以前虫友さんに「ネプチューンには亜種がいる」と言ったらとても驚かれた事があります。以外と知らない人、多いんですかね?一応書いて置くと、亜種neptunus roucheiはベネズエラに生息し、最大野外最大サイズが135mm程と原名亜種の最大個体記録と比べてかなり小さいです。まあ小さいと言っても原名亜種に本当に165mmなんていう化け物が存在するかどうか怪しいですけどね。マルス野外最大140mmより怪しい。ローチは標本では出回ってるのをフェアで見たことがありましたが、どうやら生体は持ってる人いないみたいですね。ネプネプはコロンビア産とエクアドル産で体毛の色が違うとか言いますし、まだまだ良くわかりませんな。





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ワイルドの個体+体重軽いから産むかなぁ??まあ産んでくれたとしてもあと数ヵ月後には手放さなきゃいけないんで意味ないんですけどね~(;∀;)一応22度くらいに設定しておこっと。

ネプと言えばネプテューヌ・・・じゃなくって、「アマゾンのネプチューンオオカブトムシを求めて」でしたっけ?小学校の図書室に置いてあってよく読んだなぁ~!海野和男さんの本だった気がしますが、クワガタクワジ物語と並んでクワカブにはまったきっかけの本でもあります。この2冊は読んだ事ある人、多いんじゃないでしょうか?


☆タウルスヒラタ(亜種gyphaetus)☆
東ジャワ Mt.ljen産 ♂53mm×♀25mm F1
14/1/20 採卵→プリンカップで保存した後♀は120ccカップへ、♂は500cc菌糸ビンへ。
  6月上旬 ♀羽化
  7/30 ♂蛹化確認

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♀はとっくに羽化してますが♂はまだ蛹です。一つ掘り起こしてみたところ残念ながら短歯!幼虫時代体重はそこそこあった個体だったのでどうやら温度が原因のような気がしますが、どうなんでしょうか?流石に25度じゃ長歯はでませんね。残念、冷やし虫家に移動しておくべきでしたね。







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☆新ラジオ会館☆

遅ばせながら、新ラジオ会館行ってきました。3年?4年?ぶりでしたっけ?随分綺麗になってリニューアルオープンしましたが、一言物申させてもらおう・・・!!

こんなのラジオ会館じゃねぇ!!ただのオタク向けデパートだ!

どこのジャンルにも懐古厨と言うのはいますが、あえて言わせてもらいたいと思います。絶対昔の方が良かった。
薄暗い館内、ところどころ開いていない電気屋。クッソ長い階段を息せき切って登った上にあるボークスでは「死刑♡」と言わんばかりのミクさんに入口へ誘導され、迷路の様にならんだレンタルショーケースの店内から出口を求めてさまよった。あの怪しげなラジ館はもうないのか!
 現在は一階にコンビニが入り、エスカレーターで全ての階まで行くことが出き、食事する場所まで出来て綺麗に整備されています。いや・・・、まあ便利になったのはいいんですがね。なんかもう観光の地!って感じになってしまい前のアングラ的存在のラジ館が無くなったのは少し寂しいですね。工事中はあまり感じませんでしたが、いざ新しくオープンしてみるとしみじみと感じます。90年代後半からアキバに通いつめていた人にとってはその程度で懐古厨を名乗ってもらっちゃ困るぜ!ってツッコミたくなるのかもしれませんね。しかし、時代と共に「進化」していく一方その時代を築きあげた、慣れ親しんだシンボル達が消えて行くと言うのさみしい事です。
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古都・鎌倉へ

Posted by 魁秀 on 25.2014 フルストルファーネールボルティー   2 comments   0 trackback
☆フルストルファーネールボルティー☆
インドネシア フローレス島産 F2

アクティオンの廃マットを古いにかけたもの+無添加発酵マットで♂は430ccプリカ、♀は200ccプリカにて飼育
2014/2/9  二令幼虫。大型プリンカップへ移動。個別飼育開始
    7/23  蛹化確認。2♂3♀っぽい?


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蛹化しました。廃マット+無添加発酵マットで飼育した為小さいはずですが、何故か♀だけ異常ににデカイ。♂は普通なのにね。お~いおい、これホントにネルボルか?取り敢えず羽化まで見守りましょう。
 そういえば昨日ブログを見返していて本土ネブトとヨナグニネブトを羽化していたのにも関わらず一度も記事にしていない事に気付きました。コイツらは先月引越しの荷物の船便を出す際にあるブリーダーさんと標本と交換してしまったので写真がアリマセン・・・。いるかどうか分かりませんが羽化写真を待っていてくれた方、申し訳ないです!完全に忘れとりました。(-.-;)ヨナグニは数ある国産ネブトの中でも特に寸胴デブで迫力がありかっこよかったので気になる方は是非Google先生の画像検索でも・・・。

☆古都鎌倉日帰り旅行記☆

この猛暑の中、鎌倉へ日帰り旅行に行ってきました(^_^;)
ちょくちょくブログでも神社仏閣訪問報告を書いているのでお気づきの方もいるかもしれませんが、自分は神道や仏教に興味があります(別に熱心に信仰しているというわけじゃないですけどね)。しかしながら、京都奈良に次ぐ古都である鎌倉をしっかりと見学した事が今までありませんでした。せめて出国前に一度くらいは!と思い、途中横須賀の軍港巡りも兼ねつつ行っていました。

防衛大志望の友人と訪れたので、まず午前中は横須賀で軍港巡り。

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普段は中々近くで見ることが出来ない護衛艦、イージス艦、空母、潜水艦を船に乗って近距離から見てみよう!と言うコンセプトの下開催されている「YOKOSUKA軍港めぐり」に参加してきました。45分間、解説付き一人1400円で軍港を一周するこのツアー、聞くところによるとかなり評判がよく最近人気のツアーらしいです。一日何回かに分けてやっているのですが、今回は朝一10時からの回に参加。35度+直射日光が照りつける中45分間見学するのでまずは水分補給!

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海上自衛隊所属護衛艦、あさぎり型護衛艦の3番型「ゆうぎり」です。護衛艦であってイージスシステムは搭載していません。カッコイイですね~!丸い主砲が特徴的な船です。
この日は他に横須賀港で合計4隻もの停泊中の潜水艦を見ることが出来ました。海上自衛隊が現在所持している潜水艦は全部で16隻。その1/4もの艦を一同に見れる機会は中々無いのだとか。ラッキーでした(^^♪


午後からは鎌倉へ。寺や神社は社務所が4時には閉まってしまう場所が多いのでダッシュで巡ります。何箇所か巡りましたが、その中でもいくつかピックアップしてみます。

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まず訪れたのは鎌倉駅から3駅、長谷にある高徳院。写真は阿弥陀如来坐像。鎌倉大仏として有名な阿弥陀如来様です。



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仏像は大きくわけて4種類に別れていて、如来菩薩明王、天の4種類に分かれています。

この大仏は阿弥陀如来、4種類の内の一つ目、如来に当てはまります。如来と聞いて有名な像で思いつくのは阿弥陀如来、薬師如来、釈迦如来等でしょうか。学校の教科書やお葬式の時などに一度は名前くらい聞いたことはあるのではないでしょうか?(^_^;)如来様は悟りを得た後のお釈迦様(ゴータマシッダールタ)の姿と言われ、目は半眼で穏やかな表情を浮かべ服は布一枚しか纏っていないのが特徴です。


対して4種類の内2種類目の菩薩様。正式名は観世音菩薩(かんぜおんぼさつ)と言います。そうです、観音様の呼び名でしられているあの仏様です。
よくお地蔵さんが道にたっていますよね。このお地蔵さんの正式名は「地蔵菩薩(じぞうぼさつ)」と言います。ん?観世音菩薩と地蔵菩薩、なんだか似てません!?そうです、「菩薩」が一緒ですよね。つまりよく言う観音さまと言うのはお地蔵さんと一緒なんです。観音様=お地蔵さんです。これ、意外と知らない人多いんですよね(笑)。
観音様はお釈迦様(ゴーダマシッダールタ)が悟りを得る前王子であった頃の、悟りを得るための修行中の姿を現したのが観音様と言われています。特徴は服装です。王子だったので、煌びやかな装飾品(ネックレス、冠等)をつけています。如来様とは正反対ですよね(笑)

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こちらは大仏の高徳院から歩いて5分の距離にある長谷寺の本尊、十一面観音様です。どうです?さっきの阿弥陀如来様と比べて装飾品を沢山身にまとっているのがお分かり頂けると思います。ちなみにこの十一面観音様は写真撮影禁止なので画像をお借りしました(^_^;)
http://www.kanagawa-kankou.or.jp/seeing/area-syonan/kamakura/post-321.html


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長谷を観光し終わった後は、鎌倉・湘南名物江ノ島電鉄こと「江ノ電」で鎌倉駅へ。江ノ電は民家と民家の間に無理やりレールを敷いた様な場所を走るので、写真も綺麗に撮れました(・∀・)


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こちらは日蓮上人の宗派で有名な日蓮宗のお寺、妙法寺。よく鎌倉旅行のポスターにものる有名なお寺です。尼さんに御朱印を頂いたのですが、その際説法もしていただきました。こう言う一期一会の人と人との「ご縁」を大切にしていきたいものですね(^^♪


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これはもう言わずもがな有名な鶴岡八幡宮。参道や境内もとても広く、境内に2つの宝物殿を有しています。この神社で個人的にウケたのは「源氏池」と「平家池」の話。この神社は皆さんご存知の通り、鎌倉幕府で力を握っていた源氏ゆかりの神社です。境内には参道を挟んで右に源氏池、左に平家池と言う大きな池があります。源氏池には小島が3つ浮かび、3=さん、さん=で源氏の繁栄を表しているそうです。なるほどねぇ。それに対して平家池。池には小島が4つ並んでいます。もうおわかりですよね・・・?平家池は平家の「」、滅亡を表しています。参拝客なら誰しもが通り目にするこれら2つの池ですが、こんなストーリーもあったのです。さすが鎌倉幕府、えげつないな(笑)

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今回訪れた寺は高徳院、長谷寺、光則寺、大洪寺、妙本寺。神社は鶴ヶ丘八幡宮、かきがら稲荷、御霊神社。どこの神社もお寺も古都鎌倉にふさわしく、歴史ある作りや自然の地形を生かした庭園等素晴らしい場所ばかりでした。
少しは日頃の煩悩を取り払えたかな?時間の都合上北鎌倉や佐助稲荷、銭洗弁財天等行こうと思っていた場所にも行けなかったので、次回訪れる際には必ず行きたいと思います。クッソ暑かったけどいい旅だった、うん。

久しぶりに

Posted by 魁秀 on 20.2014 ラトレイユキンイロ   8 comments   0 trackback
ラトレイユのセットを組みました。

☆ラトレイユキンイロクワガタ☆
オーストラリア ケアンズ産 F11 ♂♀共に5月羽化 6月下旬後食開始

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小プラケースにVN材と発酵マットを詰めセット。謎の突然死さえしなければ普通に産んでくれるでしょう(^_^;)一昨日交尾を確認したのでまあこれから餌食って、しばらくゆっくりしたら生み始めて欲しい所です。

実はこの個体、先月末には既に後食を開始していました。羽化から約2ヶ月での後食開始はティーノさんの助言通りで(流石です)、タスマニアアウラタの長期休眠と比べると雲泥の差がありますね。う~ん、タスマニアアウラタとアウラタラトレイユの分類に関しては現在進行形で様々な議論がされていますが、ここまで生態が違うのを見るととても同種には思えないよなぁ。現地では交雑種も見られる様ですが、やはりコイツは別亜種だと言う意見に賛成ですね。

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以前も紹介しましたが、見た目はパプキンそっくり。しかし光沢が強い事でパプキンとは区別できます。色虫を綺麗に撮るコツも・・・はやり曇り空がポイントです(^_^;)。マクロモードを使いカメラを虫に近づける為、色虫や光沢がある虫の上翅の反射によるカメラの映り込みには注意して撮影したいものです。


☆葛西臨海水族園☆

久しぶり・・・と言っても1年ぶりに友人らと葛西臨海水族園に行ってきました。
ここ葛西臨海水族園はディズニーランドの隣駅、そしてマグロのドーナツ型水槽がある水族館として有名ですが、入館料は大人一人700円と通常2000円前後が多い水族館にしてはとてもリーズナブル。展示面積も広く、ついつい暇なときに訪れてしまいます(^^♪

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こちらがクロマグロ。この水槽のマグロは最大でも150kg程とクロマグロにしてはまだまだ小型ですが、それでも数十頭が絶え間なく泳ぐ姿は圧巻です。下の写真はiPhoneで撮影。水族館で魚を撮る際に効果を発揮する「流し撮り」という手法を用いての撮影です。通常iPhoneのカメラですと何もしないと光量が足りずにぶれてしまいますが、被写体と同時にカメラを被写体の進行方向に動かすことで被写体はぶれず、周りの風景はぶれるという迫力ある写真に仕上がります(詳しくは流し撮りで検索!超簡単かつカメラの設定をいじらずに出来る知っておいて損は無いテクニックです(^^♪)。

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これはなんだっけ、クロソイかな?ジャイアントケルプと無数の気泡をバックにうまいこと撮れました(・∀・)


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セミエビ。どことなくツヤクワの♀に似たものを感じる・・・・


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この水族館の裏ボス的存在として有名な!?タマカイ。ハタの仲間で最大で400キロにもなる巨大魚で、飼育されている個体は現在1.5mだそうです。1.5mとはいえ体重は200kgはゆうに越していそうな巨体を持ち、圧倒的存在感で通りかかった人は必ず「デカ~い!」だの「キモ~い!」だの「変な顔~!」だの言って足を止めます。言いたい放題言われてタマカイも大変ですな。


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これはトノサマガエル?かな?
どことなく達観した様な表情といいますか、はたまたただのアホ面といいますか、面白いカエルです。

最近文章ばっかだったので今回は写真多めです(^_^;)
徐々に飼育種を減らしつつあるので更新頻度は落ちますが、内容重視で(!?)行きたいと思いま~す!


小さいけど中々いいね

Posted by 魁秀 on 15.2014 ラテラリスロルキーン   4 comments   0 trackback
ラテが羽化しました。

☆ラテラリスロルキーン☆

スラウェシ島産 WILDF1
2013年12月 孵化 ヤフオクにて購入
2014年 1月 二令幼虫を廃マット+無添加マットを詰めた450ccプリンカップに投入。
      6月 ♀羽化確認
      7月 ♂羽化確認。羽化までは約半年程かかりました。


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♂も羽化しました。もう一頭羽化しているので取り敢えず2ペアは確保しましたが、長歯の個体が一頭もいない!(^^;)短歯の方がカッコイイ!な~んて言いましたがやっぱり長歯も見たかった。まぁズボラ飼育してた自分が悪いんですけどね~。

短歯の個体はなんだか小型カラー版ハステルティー見たいでカッコイイ(^^♪
この形、結構自分の好みの形ですね。ノコの中だったら美形トップ3に確実に入りますわ




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中には羽化不全の個体も。羽化不全と言うと大体は上翅が閉じないか、脱皮出来ないというアクシデントだと思います。しかし今回の個体は頭部が上がらないというアクシデントでした。通常クワガタは羽化開始から10時間程で頭を上げると思いますが、この個体は20時間を過ぎても上げなかったので流石にアシストに入りました

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頭を上げた状態でテープで仮止め。このまま数週間放置して固まってくれれば・・・・と期待していたのですが、2週間経った今日テープを外してみたところ固まっておらず、すぐ下を向いてしまいました。上翅の模様も頭部から上手く体液が分泌されていなかったのか、中途半端な模様になっています。残念ながらこの個体は長く生きることはできないでしょうね・・・。

今回この個体は観察用に半分だけ露天掘りにしていたのですがそのストレスが原因だったのでしょうか?それとも自然界でもこの様な羽化不全はあるのでしょうか?自然界でこういった個体がもし仮に羽化したとしても人目に触れず死んでいくだけなので無いことを否定する事は出来ませんが、かわいそうな事をしてしまいましたね・・・。




☆ギアスのお話パート2 補足

先日のギアスの話ですが、あの後KSL-Liveさんよりコメントを頂き、謎が解決しました。
ポリオンどころかルンバッシャーまでシノニム扱いをしていたネブラスカのBrett C. Ratcliffe氏ですが、この方は一時期話題になったヘラクレス全亜種消滅シノニム化論を唱えた学者さんらしいです。なる程、どうりで纏めたがるわけですね。KSL-Liveさん、ご報告きありがとうございました。

ギアスのお話パート2&近況報告~

Posted by 魁秀 on 12.2014 M.ギアス(porioni )   4 comments   0 trackback
あっついですね~!

台風が過ぎたと思ったら即夏突入!って感じです。しばらく更新期間があきましたが、その間我が家では船便を出すための引越し作業が行われ、昨日ようやく終わったのでやっと一息つけそうです(^_^;)


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台風が過ぎ35度を超える炎天下の中、用事があり家に帰る途中に久々に浅草へよってきました。

快晴・・・って言うほどでもないけど素晴らしい天気の下、スカイツリーと宝蔵門をバックに一枚。澄んだ空、晴れ晴れしますね~!と言いたいところです 
心の内は全く晴れ晴れとしていないのでした(ToT)。なぜかと言うと・・・

○ペンチ君、ケース内の仕切りを破り♀を首チョンパ
○ムルティ♂☆
○グラント♀、羽化不全?
○ポリオン♀蛹化失敗

等等アクシデント続出ってます・・・。期待していた虫に限ってことごとく問題を起こしていきます。特にポリオン♀の蛹化不全はデカイな~!唯一の♀でしたが、これが♂だったら泣いてました。

で、せっかくポリオンの話がでたので前回のポリオンについての話にちょっと補足を・・・

☆ギアスのお話☆



記載論文もPDFで出てきましたが、日本語サイトではまだ一切取り上げられてないだけでした。
ですので今回はネタが無かったので、せっかくなので軽くこの亜種について解説をしたいと思います。

キャプチャ

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左上gyas gyas 右上rumbucheri 左下porioni 右下prandii(ホロタイプ標本)
引用 http://www.coleoptera-atlas.com/dynastidae-scarabaeoidea/dynastinae/dynastini/megasoma/article/megasoma-gyas-prandii

プランディーは原名亜種ギアスギアスの新亜種としてギアスグループ最南端に生息する亜種です。南ブラジルサンタカリーナ州イタジャイ川流域から得られた個体を元に2008年に記載されたそうです。この亜種の最大の特徴として前脛節の外縁突起が三角形をしておらず、基部からほぼ並行に伸びている事があげられます。他には胸角(サイドの2本じゃなくて一番長いヤツ)が長いなど、確かに他の亜種との違いが結構わかり易いですな。記載する際に使った中で最大の個体はパラタイプに指定されている90.7mmの標本ってことでいいのかな?しかし97mmの個体がオークションに出ているのを見かけたので100mmは超えてくる亜種なんだろうなぁ・・・。イタリア語で書かれている所もあったので流石に全てに目は通してませんが、読める方がいたら是非教えて頂きたいです。



実際のところポリオンがギアスのシノニム扱いになるかは上にも書いた通り分かりません(知識が無いため)。しかしなんかネットサーフィンしてたらネブラスカ州立大学博物館昆虫学部はポリオンどころかルンバッシャーまでシノニムにしちゃってます

http://museum.unl.edu/research/entomology/Guide/Scarabaeoidea/Scarabaeidae/Dynastinae/Dynastinae-Tribes/Dynastini/Megasoma/Megasoma%20gyas/Mgyas.html

えっ、何これは・・・(困惑)流石にルンバッシャーは別モンだろと素人ながらに思うのですが・・・自分にはお手上げです。是非とも専門家の意見をお聞きしたいものです。


追記
一部記事を修正しました。

追記2

更に一部記事を修正しました。ポリオンとバイア州以南に生息する原名亜種(Megasomagyasの1785年の原記載に図示されいる個体場合は亜種ルンバッシャーの特徴を持っており、亜種ルンバッシャーを原名亜種として扱う場合は亜種プランディーにあたる)はシノニム関係にあるのでは無いかと書きましたが、亜種ポリオンのホロタイプが得られたバイア州Jaguaquaraからは原名亜種とは明らかに違う特徴を持った個体が安定して得られているようです。

記事中で紹介した亜種プランディーですが、記載ではサンタカタリーナで得られた個体は他の3亜種とは違う特徴を備えた個体として紹介されています。しかし実際はこのサンタカタリーナからバイア州までは同型の個体が得られており、プランディーは限定された一部地域に生息する亜種では無いのではないかと言うのが最近の私の考えです(^_^;)



クワガタ カブトムシを綺麗に撮影してみよう!

Posted by 魁秀 on 06.2014 写真撮影テクニック   13 comments   0 trackback
えー、誠にありがたい事にブログを始めてから写真が綺麗だねと褒めて下さる方が結構いまして(とお世辞かもしれないのにも関わらず調子に乗ってみる)、どうやったら綺麗に撮影出来るのかと訪ねて下さる方もいます。

皆さんは綺麗にクワカブの写真を撮ってみたい!と思ったことはありませんか?「パプキンの色を上手く出したいのに、いつも黒っぽく写ってしまう」「影が出来て全体的に黒っぽい」「ぶれてしまう」・・・中々綺麗に撮影すると言うのは難しいものです。

そこで突然企画!
「クワガタ カブトムシを綺麗に撮影しよう講座」を開催致します!

本企画では、一眼レフを使ったガチ講座というよりはスマホや安っすいデジカメを使い、どうすれば金を掛けずにいい写真が撮れるのかを説明して行きたいと思います。一眼持ちのカメラ好きの方からすればお遊び企画に過ぎませんが、お遊びなりにしっかりとした為になる記事にしていきたいろ思いますのでよろしくオナシャス・・・


では第一回!本日のテーマはこちら。

「☆白をバックにクワカブを撮影してみよう!☆」
今回は最もシンプルかつ綺麗な、むし社やランバージャックのホームページでもおなじみの「白背景をメインに虫を撮影する」方法について解説して行きたいと思います。

初めに言っておきますが、自分(魁秀)は「一眼レフカメラ」を持ってません。たまに水族館や夜景など、どうしても性能的にコンデジじゃ撮影出来ない時のみ家族共有の一眼を借りて使う程度です。よく綺麗な写真を撮るには一眼レフが必須と思っている方がいますが、実際そんな事はアリマセン。ある程度の写真なら一眼じゃなくても、むしろスマホのカメラでも十分に綺麗な作品ができます。このブログに掲載されている写真の7割はiPhone3割はコンパクトデジカメで撮影されたものです。ですので高価な機材やらカメラやらは一切使用していません。



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クワカブの写真ではありませんが、これも一眼では無くスマホで撮った写真です。スマホでも、綺麗にとれまぁす!(小保方風に)




では次に具体的な撮影テクニックについてです。


1 撮影の9割は光の取り方(採光)で決まる!

はい、採光大事です(・∀・)。よく色々な写真サイトや本にも書いてありますね。皆さんは撮影の時にどうやって光を取り入れてますか?蛍光灯?電気スタンド?自然光?多くの方が、撮影と言うとライトを照らし、レフ板なんかを使い撮影すれば上手く撮れるんだろうな・・・と想像しているのでは無いかと思います。しかしこの際ハッキリ言いましょう。

素人じゃライトの下で撮影したら綺麗なクワカブ写真はとれません。

は?何言ってんだコイツとお思いの方もいるでしょう。確かにプロは皆ライトをつかってますよ。しかしそれは、カメラの機能を理解しているからできるんです。パプキンを綺麗に撮影したいと思い、ライトの下で撮影したら黒っぽくなり綺麗に色が出なかった・・・なんて経験ありませんか?彼らはそのライトに合わせてカメラ機能をカスタマイズしているから綺麗に撮れるんです。つまりカメラをカスタマイズ出来なければ綺麗な写真は撮れない、という事になるのです。

ISO感度、シャッタースピード、フラッシュ光量、F値・・・これらの意味を全て理解出来ますか?恐らくカメラ好きの人でなければ殆どの方が知らないと思います。自分もビークワに載ってる写真講座を初めて読んだ時、「専門用語ばっかでわかんねぇよ!もっと簡単に説明してくれよ!」と思ったものです(笑)。


じゃあライトの下で撮影するのがダメなりゃどうすればいいんだよ!?



答えは簡単。自然光を使って撮影すればいいんです。自然光とは名前の通り太陽の光。ライトの明かりは我々が目で見る分にはとても明るく感じますが、実際カメラを通して見ると圧倒的に光量が足りない。太陽様の足元にも及びません。だったら太陽の力を借りて撮影すればいいじゃないか!と言うのがこの自然光を使った撮影です。


前置きが長くなってしまいましたが、早速撮影に移りましょう。今回撮影するにあたって準備するの物はこちら↓

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○スマホ、もしくはデジカメ(今回はスマホを強くオススメします。理由は後述)
○白のコピー用紙または発泡スチロール
○撮影する虫


これだけです。レフ板?三脚?そんな物はいらん!!事実これだけの材料で工夫次第で・・・

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こんな感じで色虫だって綺麗に撮れちゃいます。では実際に撮影!

今回はiPhone4sのデフォルト状態でついているカメラ機能を利用しました。ですのでデジカメでも構いませんがスマホをお持ちの方は是非スマホを・・・


①まず場所を確認、これで7割は決まります。ベストな写真が撮れるのは春~秋の午後、天気は曇りです。では何故ここまで限定したのか?
まず季節について。冬の空を思い浮かべて見てください。空気が澄んでいて、真っ青な空が広がってますよね・・・ここで注目したいのがこの青!そう、冬の寒空の下撮影すると反射した光が青くなるんです。具体的に見てみると

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こんな感じ。ね?被写体に当たった光が青いでしょ?まあこれはこれで幻想的で素敵なんですけどね。あっ、あと夕方も注意して下さい。これは夕日で光が赤くなってしまう為です。パリっとした宣材の様な写真をとりたければ時間帯にもよりますが、冬や夕方は避けましょう。

次に何故曇りなのかについて。光を沢山取り入れた方がいいなら、直射日光の下で撮ればいいじゃん、なんて思っていませんか?これについては半分正解ですが半分×です。確かに光は多い方がいいですね。しかしだからと言って直射日光の下で撮影すると必ず影が出来てしまう!

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黒くて良くわかんねーよ!
ヘラクレスで有名なHirokAさんなんかはこの方法で撮影されてますが、あれはヘラクレス自体がデカイので逆に影を出すことによって各パーツを強調するといった手法を使っています(と勝手に解釈してみる)。ですので直射日光下では小型のクワカブや黒い色の虫の撮影には向いていません。
以上の理由により曇り、もしくは日陰の一番太陽に近い側での撮影をオススメします。



②次は虫を準備しましょう。暴れるといけないので撮影前に低温に晒し落ち着かせたり、寝ている個体をそーっと撮影するのが良いですね。
下に敷く白背景ですが、白のコピー用紙がオススメです。カレンダー等は光沢があり反射する恐れがあるのでNGです。また、ヘラやメガソマやカルコソマ等腕の長い種類は爪を引っ掛ける場所がないと腕をばたつかせ落ち着きがありません。そこで発泡スチロール等の足を引っ掛け、固定できるものをオススメします。足を引っ掛ける事により安心し、撮影中殆ど動かなくなります。

さて下準備は整いました。次はいよいよ撮影!今回は虫を真正面から撮影します。




2 カメラの自動明暗認識機能を上手に使え!

ここで先程の場所選択に次ぎ写真の出来の命運を決めるのは、「カメラの自動明暗認識機能」にかかっています。いや、ちょっと待てよ、そのカメラの自動明暗認識機能ってなんだよ!?そう突っ込みたい方もいるでしょう。ではこの機能について実際に作業をしつつ解説していきます。

まず初めに、今回何故デジカメでは無くスマホを進めたのかと言うと、スマホはピントを合わせたい場所をタップ(タッチ)するだけでその場所にピントを合わせる事が出来るという機能をもっているからです(デジカメでも勿論ピントは合わせられますけどね)。つまり自分の思ったところにピントを合わせるのが楽なんです。



最初は勉強がてら、虫以外の白い背景の部分をタッチしてみましょう。タッチしてしばらくするとピントが定まります。


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実際のキャプチャ画面です。どうでしょうか?実際に肉眼で見た映像よりすこーし暗めに写っています。


では次に、今度は逆に背景ではなく、虫をタッチして虫にピントを合わせてみたいと思います。

すると・・・

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おおっ!!綺麗じゃありませんか!?なんだかむし社の宣材見たいだぞ!
さっきのと見比べてみようじゃありませんか。


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どうです?大分違うでしょう(^^♪
ピントの場所を変えただけでこんなにも違いがでます。何故か?実は、これこそがカメラの自動明暗調節なんです。

初めに白い部分をタッチしましたよね?白の部分にピントを合わせる事によって、カメラは「おっ、白くて明るいねぇ!元々明るいから俺はなんも調節しなくてもいいよね」と勝手に思い込み、全体的に暗い写真に仕上がってしまいます。一方で今度は黒い部分にピントを合わせると「やべ!結構暗いねぇ。という事はもう少し光を入れて明るく調節してやんなきゃな」とカメラが自動で計算する事によって、先程よりも明るく、結果的には丁度いい写真に仕上がるのです。


この機能を上手く使う事で最終的には


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こんな感じの写真が撮れます(^^♪

短く終わらせる予定だったのですがなんだか長ったらしくなってしまいましたね、でも要するに言いたいのは

○光を上手く扱え!
○カメラの調節機能を上手く使え!


この2点だけなんです(^_^;)。たったこの2点に注意するだけで、場合によっては一眼程の綺麗な写真を撮影する事も十分に可能だと思います。
デジカメの機能を使っての専門解説なんかもやってもいいのですが、それは他の方が既にホームページなんかにしっかりとした説明をされていますし、一から用語を説明していたらキリがありません。なのでこのブログでは不定期ですが、今後もデジカメ&スマホを使ったなんちゃって写真講座をしていきたいと思います(需要があるかどうかなんて事は知らん!)。自分もそこまでカメラに対して知識が豊富というわけでは無いので間違った事等書いてそうで怖いのですが・・・もし見付けたらご指摘頂けると助かります(ーー;)。こんなミーハー記事、果たして皆さんの参考になるかどうかは謎ですが、色々と試行錯誤を繰り返してたどり着いた結果なので、少しでも為になったと思っていただけたなら幸いデス・・・。
  

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魁秀

Author:魁秀
<魁秀(かいしゅう)>
最近ネブトにはまってます。リンク、コメント大歓迎です。よろしくお願いします

半年後にオランダへ移住する事になりました。そこでヨーロッパの昆虫業界に詳しい方、フランス、ドイツ、オランダ等現地での採集経験のある方、是非情報提供頂ければ幸いです。よろしくお願いします。

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