どうも、Toshiroです。お読みいただきありがとうございます。今回は19世紀にイギリスで活躍したフレデリック・サンズの作品を紹介します。
フレデリック・サンズ
アントニー・オーガスタス・フレデリック・サンズ(Antyony Augustus Frederick Sandys)は1829年、イギリスのノリッジというところで生まれました。
父親は画家なので生まれながらにして芸術に触れる機会が多かったようです。子どもの頃から地元ノリッジのデッサン学校で学び、19歳の時にはロンドンに出てロイヤルアカデミーにも出品しました。
その後、ラファエル前派を結成したミレイの作品のパロディーを制作したことをきっかけに前派との交流を深めました。特にロゼッティから強い影響を受け、非常に印象的な女性の肖像画を多く描きます。
サンズは結構はちゃめちゃな生活を送っていました。借金を抱え妻と別れたり、若い女性とつるんだり。女優メアリー・ジョーンズとは良い家庭を築き、9人の子どもに恵まれました。しかし、特にお気に入りの娘が、ウォルター・クレイン(前派)の息子と駆け落ちしてしまい大きなショックを受けたようです。
前派にはスキャンダルが多いですね。
難しい話は置いといて作品を見てみましょう!
作品集
マグダラのマリア
新約聖書に登場する女性を描いたものです。マリアという名前ですが、イエスの母である聖母マリアとは別人です。復活したイエスと初めて立ち会った人物として有名です。
ヴィヴィアン
ヴィヴィアンは『アーサー王物語』に登場する女性です。湖の精とも言います。名前は色々あって、ヴィヴィアン、ニニアン、ニムエなどなど沢山あります。詩人テニスンの作品では同じくヴィヴィアンとして登場しています。
モルガン・ル・フェ
こちらも『アーサー王物語』に関する作品です。魔女として有名です。
愛の影
サンズと言えばコレ!というほどの作品です。割と有名なので、名前は知らなくても見たことがある、という人は多いのではないでしょうか。
イソルダ
女性の肖像
スライドショーも用意しましたので、ゆっくりしていってください。
本日もお読みいただきありがとうございました。
Toshiroでした。それでは、また。