保育園の代替手段!日米のベビーシッターのアルバイト事情についてまとめてみた

近年日本では共働き世帯も増え、働く女性が増えてきました。それに伴い、都市部を中心に待機児童も増え、先日『保育園落ちた日本死ね』が大きな波紋を呼びました。
そういった保護者が働く家庭で、その間子どもたちの世話をする人がいない場合に保育所以外にベビーシッターを雇うという選択肢もあります。
まだ日本ではあまり定着していない文化ではありますが、アメリカのでは子どもたちを保護する法律もあるためベビーシッターに育児をお願いする家庭も珍しくはありません。
そこでここでは今日本でも徐々に増えつつあるベビーシッターについてまとめてみました。
増加する共働き世帯


出典:厚生労働省
こちらの統計によると専業主婦世帯は年々減少し、共働き世帯が増加していることがわかります。
そのためベビーシッターの需要も年々高まっていますが、アメリカに比べるとまだまだ日本での普及率は低いのが現状です。
アメリカと日本との文化や制度の違い

日本ではどこの家庭でも小学生のお子さんと保護者とで『ちょっと買い物に行ってくるから家でお利口さんにしていてね』『塾に行くのね。気をつけて行ってらっしゃい』などといったやりとりが行われているのではないでしょうか。
しかしアメリカでは州によりますが、子どもたちを守る法律として『12歳以下の子どもを一人にしてはいけない』というものがあります。
つまり日本の方にとっては意外かもしれませんが、乳幼児だけではなく小学生の高学年の子どもも一人にしてはいけないのです。家でのお留守番だけでなく、子どもだけで公園に遊びに行ったり近所の友達の家へ行ったり習い事の教室に通ったりということも禁じられていて、すべて保護者同伴でなければならないのです。
従って、友達の家や習い事教室に行く場合は送迎が必須になりますし、保護者の方が仕事など外出する際には祖父母やベビーシッターなど、代わりに子どもたちの世話をする大人がいなければなりません。
そのため、ベビーシッターを雇うという文化も当然のように根付いているのですね。
アメリカでは学生からの人気職種・ベビーシッター

アメリカのメディアRankerでは人気アルバイトの13位にベビーシッターがランクインしていました。
参考:http://www.ranker.com/
これは日本では人気の高いカフェ店員やウェイターよりも順位が上なのです。
特にアメリカではベビーシッター講習を受ければ高校生でもベビーシッターをできるので、高校生のベビーシッターも多いようです。
ちなみにアメリカでのベビーシッターの相場は州や地域によって異なりますが12~15USD(約1300~1700円)なんだそうです。
ちなみに日本でのベビーシッターや家事育児代行のアルバイトは、契約手段や地域にもよりますが1000円~1500円程度が一般的で、中には語学や音楽などの技能があり子どもにレッスンも合わせて出来る場合はさらに時給が高くなる事例もあるようです。
こちらの記事もおすすめ
名古屋の女子大学生のバイト事情まとめ
名古屋の女子大学生が選ぶ楽しいバイトランキング
出会いの多いアルバイト7選【彼氏・彼女がほしい方必見】
名古屋の女子大生が選ぶモテるバイト・オシャレバイト

ベビーシッターの業務の流れ

ベビーシッターの業務の流れは次のとおりです。
①出勤
ご利用者のお宅へ向かいます。
初めての出勤の際は、事前の電話や書類などで住所を確認して行くことになります。
交通費は支給されることが多いみたいです。
②打ち合わせ
事前に行うこともありますが、到着後保護者の方と打ち合わせを入念に行います。
その日の利用時間中の過ごし方を入念に確認します。『何時におやつの○○をあげてその後歯を磨く』『何時に○○のレッスンをする』『何時からまで○○へ連れて行ってください』などその日のスケジュールは完璧にすり合わせをすることになります。
また、そういった最低限のスケジュールの確認だけではなく、『もし○○のときは△△をしてください』といった想定できるイレギュラーな事態が発生した際の対処法をすべて確認しておいたり、アレルギーなどのその子ども特有の注意事項を確認しておいたりと自分が面倒を見ている時にトラブルや事故が起こらないための対策を十分に行う必要があります。その他、その家での独自のルールや外出する場合は自治体の決まりも押さえておかなければなりませ。
それは業務中の最高責任者がベビーシッター本人であるため当然といえば当然ですし、保護者の方にとっても、自分の大切な子どもを人に任せるわけですから心配という点でも細かく指示を出すのが必然とも言えます。
③勤務開始
打ち合わせ後、いよいよ勤務開始です。
基本的に保護者の方は外出することになるので、これから起こることの全責任は基本的に自分にあるわけです。かなり緊張感があります。子どもは幼児以下であることが多いのですが、小学生の場合もあります。
《勤務中の内容例》
○一緒に遊ぶ
おもちゃを使って遊んだり、お絵描きをしたり、絵本を読んであげたり、ゲームをしたりと保護者との打ち合わせ通りに遊んで過ごします。
最近は一緒にユーチューブを見るということもあるそうです。
ただし、小さな子どもたちはすぐに飽きて他ごとを始めます。『今は熱中しているな』と思っていても目を離したすきにどこかへ行ってしまうことのないように常に目を向けておく必要があります。
○オムツ換え・トイレ
トイレをまだ覚えていない子どもであれば数時間に一度おむつ換えがあります。子育て経験のある方なら勝手がわかるのですが、学生のアルバイトさんなど、おむつ換え経験の浅いベビーシッターにとっては慣れるまで大変かもしれません。
トイレを覚えた子どもであれば、ある程度は手がかからなくて負担は少ないでしょう。
○食事・おやつ
子どもにご飯を食べさせます。食べさせるものは保護者の方が用意していることが多いです。従って、それらをチンして食べさせてあげたり、自分で食べているのを見守りながらサポートしてあげたりします。食べている最中はこぼした食べ物を処理してあげることも必要です。
おやつについては基本的に指示されたもの以外は食べさせてはいけないでしょう。
また食後の歯磨きも忘れずに行います。
○お散歩
打ち合わせの内容にあれば散歩に出かけることもあります。(心配な保護者の方であれば外出はしないように指示されるでしょう。)子どもが自分で歩く場合は車などには十分気をつける必要があります。
お友達とその保護者の方と一緒になった場合はコミュニケーションも取ることになります。が、基本的に世間話や子育ての報告会などベビーシッターの方でも話がわかる内容なことが多いので構える必要はありません。
○お昼寝
一通り疲れると子どもたちは眠くなりますので、お昼寝をさせるのも大切な仕事です。中にはなかなか一人では寝付けない子どももいますので、抱っこをしてあげたり、子守唄を歌ってあげたり寝させてあげるのも重労働なことがあります。
子どもが眠っている間は近くで目の届く範囲内であれば自分のことをしていてもいい場合が多いようで、この間にさっとトイレに行ったり食事をとったりします。
○勉強のサポート
かなや数字を覚えたり、その年齢相応の勉強をしたりします。内容は保護者の方の指示通り行うことになります。
一緒に楽しんで学ばせるということが大切です。
日本ではまだ多くはないのですが、日本でもベビーシッターの需要は高まりつつあります。
同時にベビーシッターの求人募集も少しずつではありますが増えてきています。
もちろん利用者の大切なお子さんを預かるわけですから、より責任の伴うアルバイトではあります。しかし、子どもが好き、将来教育系の仕事をしたい、福祉系の仕事をしたいと考えている人にとっては経験が積めてやりがいのある仕事なのではないでしょうか。
バイトハブは名古屋を中心とした東海地方の求人サイトです!興味がある方はぜひ求人も探してみてくださいね!
→こちらは名古屋市のバイト求人