外食チェーン 売り上げ増もファミレスは苦戦

外食チェーン 売り上げ増もファミレスは苦戦
全国の主な外食チェーンの先月の売り上げは、去年の同じ月より1.8%増えて4か月連続で前の年を上回りましたが、客1人当たりの利用金額が低いファストフードが好調な一方、金額が比較的高いファミリーレストランはおよそ3年ぶりに減少に転じました。
「日本フードサービス協会」によりますと、全国の主な外食チェーンの先月の売り上げは、去年の同じ月より1.8%増えて、4か月連続で前の年の実績を上回りました。
店のタイプ別に見ますと、客1人当たりの利用金額が低い「ファストフード」は5.4%増加し好調が続いている一方、金額が比較的高い「ファミリーレストラン」は1.2%減少し、平成25年4月以来、2年11か月ぶりに減少に転じました。
日本フードサービス協会は「ファミリーレストランは、材料や味にこだわった価格がやや高いメニューで売り上げを伸ばしてきたが、このところ来店客が減少していることに加えて低価格のメニューが売れるようになっていて、消費者がより慎重になっていることを反映している可能性もある」と話しています。