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サツマイモ激減の恐れ 畑亀裂で植え付け断念も

のり面が崩れ、うねりが発生した畑を見つめる渡辺秋男さん=熊本県西原村宮山で2016年4月28日午後4時47分、真下信幸撮影

 熊本県西原村で特産のサツマイモの植え付けが遅れている。例年4月が植え付けのピークだが、熊本地震で畑に亀裂が走るなどした上、避難生活を送る生産農家が多いことが影響している。植え付けを断念した農家もあり、秋の収穫が激減する恐れも出ている。

     「シルクスイート」や「紅はるか」などを栽培する渡辺秋男さん(66)の約1ヘクタールの畑は段差、亀裂が生じ、のり面も約30メートルにわたって崩れた。「平らな畑でないと機械で収穫できないが、もう一度土作りする時間はない」。既に畑の約半分の植え付けは諦めたといい、「収入はがた落ち。これからどうすれば」と肩を落とす。

     JA阿蘇西原甘藷(かんしょ)部会には約60の農家が所属。2014年度は約1500トンを生産し、大阪や福岡の百貨店などにも出荷している。JA阿蘇西原支所は「生産量が落ちないような対策を取りたい」と話している。【真下信幸】

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