伊勢志摩サミットまで1か月 首都・東京の警備強化

伊勢志摩サミットまで1か月 首都・東京の警備強化
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伊勢志摩サミットまで26日で1か月となり、警視庁は首都・東京の警戒レベルを引き上げ、警備を強化しました。
伊勢志摩サミットは三重県志摩市の賢島で来月26日から始まり、警視庁は現地だけでなく、首都・東京でもテロの懸念があるとして警備を強化しています。
サミットの開催まで1か月となった26日からは、動員する警察官をさらに増やし、政府関連施設や各国の大使館、それに、いわゆるソフトターゲットなどの警戒に当たっています。
このうち、国内有数の観光スポット、東京・墨田区にある東京スカイツリーでは、地上350メートルと450メートルにある展望台に警察官が配置され、大勢の観光客が訪れるなか、不審物がないか点検したほか周辺でもパトカーの巡回を増やして警戒に当たっていました。
また、東京・港区のアメリカ大使館付近には24時間態勢の検問所が設けられ、車のドライバーに行き先などを尋ねたり、車の中を確認したりしていました。
フランスやベルギーではテロ事件が相次ぎ、過激派組織IS=イスラミックステートが日本をテロの標的にすると繰り返し表明するなど、国際的にテロ情勢が厳しくなっていて、警視庁は今後さらに警戒レベルを上げ、不測の事態に備えることにしています。