乗り換え案内サービス「駅すぱあと」のPR動画が「すごく泣ける」「心が洗われる」と話題です。TVCMをはじめ、最近の動画広告には視聴者を惹きつける強烈な魅力を持ったものが多いですが、手描きアニメという手法で制作された「サヨとコウの出発」はそのいずれとも異なる魅力を放っています。
私の前置きだけではその魅力を伝えきれませんので、ぜひここから一度ご覧になってみてください。動画の尺は3分17秒です。
印象的な台詞がいっぱい
いかがでしたか? どこかもの寂しげな女子高生・サヨを中心に展開するストーリー。閉塞感が漂う世界を抜け出したいと思いつつ、一歩踏み出せずにいる少女の葛藤が異様に心を打ちます。
誰かを
自分より下だと思って安心して
―「サヨとコウの出発」駅すぱあと
行きたいところなんかないのに
進めって言われて
―「サヨとコウの出発」駅すぱあと
手描きアニメの幻想的な世界観
実写とも普通のアニメーションとも違う、手描きアニメという演出が印象的でした。実際に画を描く瞬間を撮影するという“ライブドローイング”を用いた手法で、個人的にはアニメが持つの新たな魅力を発見できたとさえ思います。
今回のイラストを手掛けたのは、漫画家・イラストレーターの窪之内英策さん。ご本人のコメントと制作スタッフのコメントを引用させていただきます。
幼い頃、飛ばしたシャボン玉。
それは脆く儚く、それでも高く、あの雲に届けと願いを込めて吹きました。
光に反射するシャボンの虹色、それは未来への希望の色。『今でも吹いてる?』
そんな想いを込めた作品です。
観ていただいた皆さんにシャボン玉が届くことを願って。
日々不安や葛藤を抱えながらも新しい一歩を踏み出そうとする人たちの“出発”を後押ししたい、という想いから、スペシャルムービー「サヨとコウの出発」を制作しました。
面白いキャンペーン実施中
今回の動画と連動して、「駅すぱあとアプリ」で出発地に「私」と入力すると、サヨとコウからのメッセージが表示されるようです。私もやってみようと思います。
ちなみに、今回のメイキング動画もアップされているので、興味のある方はこちらも併せてご覧になってみては?
※トップ画像はスペシャルサイト(http://special-site.ekispert.com/)より