アフガニスタン病院誤爆 米軍が幹部ら処分
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アフガニスタンで、国際的なNGO「国境なき医師団」の病院がアメリカ軍に空爆された問題で、アメリカ軍は人為的なミスなどが原因だったとして関係した幹部らを処分する一方、意図的ではなく戦争犯罪には当たらないとする調査結果を公表しました。
この問題は、アフガニスタン北部のクンドゥズで去年10月、国際的なNGO「国境なき医師団」の病院がアメリカ軍の攻撃機に爆撃され、アメリカ軍側は30人以上が死亡し、37人がけがをしたとする一方、「国境なき医師団」は42人が死亡し、229人がけがをしたとしています。
これについて、アメリカ中央軍のヴォーテル司令官が29日、記者会見し、最終的な調査結果を公表しました。
それによりますと、攻撃機の機器の故障に加え、搭乗員と指揮所との連携などが不十分で人為的なミスが重なった結果、本来の標的から400メートル離れた病院を目標と見誤って誤爆したと結論づけました。
そのうえで、攻撃に関与した幹部ら16人を規律に反したなどとして処分する一方、ヴォーテル司令官は「意図したものではなく、保護された場所や人に対する意図的な戦争犯罪の範ちゅうには入らない」と述べ、戦争犯罪には当たらないという見解を示しました。
アメリカ軍は「国境なき医師団」に調査結果の内容を説明し、被害者やその家族に対し見舞い金を支払うとともに病院の再建のため、日本円にしておよそ6億円の資金を拠出するとしています。
これについて、アメリカ中央軍のヴォーテル司令官が29日、記者会見し、最終的な調査結果を公表しました。
それによりますと、攻撃機の機器の故障に加え、搭乗員と指揮所との連携などが不十分で人為的なミスが重なった結果、本来の標的から400メートル離れた病院を目標と見誤って誤爆したと結論づけました。
そのうえで、攻撃に関与した幹部ら16人を規律に反したなどとして処分する一方、ヴォーテル司令官は「意図したものではなく、保護された場所や人に対する意図的な戦争犯罪の範ちゅうには入らない」と述べ、戦争犯罪には当たらないという見解を示しました。
アメリカ軍は「国境なき医師団」に調査結果の内容を説明し、被害者やその家族に対し見舞い金を支払うとともに病院の再建のため、日本円にしておよそ6億円の資金を拠出するとしています。