地震への警戒続く 寒暖差大きく体調管理にも注意

地震への警戒続く 寒暖差大きく体調管理にも注意
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一連の熊本地震では、30日も体に揺れを感じる地震が発生するなど、活発な地震活動が続き、震度1以上の地震の回数は1000回を超えています。気象庁は当分の間は激しい揺れを伴う地震に警戒するとともに、1日にかけては寒暖の差が大きくなるため、体調の管理にも注意するよう呼びかけています。
今月14日と16日に震度7の揺れを相次いで観測した一連の熊本地震は活発な状況が続き、29日は大分県由布市で震度5強の強い揺れを観測する地震が起きました。
30日も熊本県で震度3の地震が発生するなど、一連の地震で熊本県と大分県で震度1以上の揺れを観測した地震の回数は午前6時までに1068回に上っています。
1日当たりの回数は15日から17日までの3日間がいずれも100回を超えたほか、28日は52回、29日は33回、30日は午前6時までに7回となっています。
また、震度別では最大震度7が2回、震度6強が2回、震度6弱が3回、震度5強が4回、震度5弱が7回、震度4が80回などとなっています。
気象庁は、熊本県や大分県では今後も当分の間は最大で震度6弱程度の激しい揺れを伴う地震に警戒するとともに、これまでの地震や雨で地盤が緩んでいるため、土砂災害にも十分注意するよう呼びかけています。
一方、西日本の上空にはこの時期としては強い寒気が南下しているため、熊本県や大分県では気温が下がっています。午前6時の気温は大分県由布市で2度8分、熊本県の南阿蘇村で3度5分、益城町で8度などとなっています。
1日にかけて日中は気温が上がり、寒暖の差が大きくなるため、気象庁は体調の管理にも注意するよう呼びかけています。