「美人すぎる料理研究家」森崎友紀、「美人すぎる空手家」武田梨奈など…近年「美人すぎる○○」と形容される女性が続々登場し、メディアを賑わせている。そこへ、また新たな「美人すぎる」女のコが現れた――。それがこの「美人すぎる絵本作家」こと西出弥加(にしでさやか)ちゃんだ。
昨年、処女作となる『げんきくん、たべちゃうの?』で絵本作家としてデビュー。独特な優しいタッチで描かれた絵に、奥の深~い意味深な言葉が綴(つづ)られた作品は、読者はもちろん、専門家からも高い評価を得ているという。…が、それだけじゃない。
168cmという高身長にエキゾチックで大人っぽい顔立ち、ファッションモデルを思わせるそのルックスも注目の的になっているのだ。
というわけで今回、そんな彼女が編集部を訪問してくれた! 話を聞いてみると、絵本が出版された経緯に始まってちょっと変わった嗜好(しこう)まで、話題はドンドン飛躍。クリエイティブすぎる素顔が明らかに!
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―まずは、絵本作家になるまでのことを教えてください!
西出 小さい頃から絵を描くのが大好きで、1歳を過ぎた頃から鉛筆を握っていた記憶があります。そのままずっと描いているうちに、気づいたら作家になっていたという感じです。本当は高校を卒業したら美大に進みたかったんですけど、周囲の反対もあって、大学の福祉科に行きました。
―なんで、反対されたの?
西出 将来の就職のことを考えたら、普通の四年制大学に通った方が仕事の選択肢も広がるし、リスクが少ないだろうという話で…。同級生がどんどん美大に進学していくのが羨ましかったです。でも美大に進学した同級生たちの中で、今でも美術の仕事をしているのはいないので。最終的には、福祉学科を卒業してよかったのかなと思っています。
学生の頃って、私は「こうでなきゃいけない」や「今こうしないともう、これはできない」っていう思いがあって。でも、そんなもの世の中になくて自由に生きていいんだと思ったのです。もちろん迷惑はかけてはいけませんが、「~しないといけない」っていうことは無い。「こんなことが起こったから、こうしよう!」っていう広い発想の展開が大切だと思います。
―大学在学中も絵は描いていたんでしょ?
西出 実は全く絵が描けなくなっていました。小さい頃は毎日のように描いていたのに、大人になるにつれ、私は絵を描いてはいけないと思うようになり、絵以外の仕事に就いた方がいいと考えていました。
―それは大変な…。どうやってその状況を打破したの?
西出 当時流行していたSNSの「mixi」に「イラストを載せよう」というコミュニティがあるのを見つけ、「あ、これ面白い」ってなって…。寝っ転がって携帯いじっている時にたまたま見つけたんですけど(笑)。
そこにUPされていたイラストは、どれもきちんとしたスキャンデータとかじゃなくて、自分の描いた絵をデジカメで物撮りしたような肩に力が入っていないっていうか、すごくカジュアルな感じの作品が多かったんです。そんな作品たちを眺めているうちに、ふと気づかされて。私もグズグズと悩んでいないで、下手っぴでもいいから、とにかくできることから始めればいいんだって。