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【東京】

9条生かす道 考えよう 立川「憲法の会」3日講演

講演と展示の準備をする「市民のひろば・憲法の会」のメンバーら=立川市で

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 立川市民が中心になって活動する「市民のひろば・憲法の会」(楢崎茂弥代表)が三日、立川市の柴崎学習館(柴崎町二)で「二〇一六年憲法集会」を開く。テーマは「武力で平和は作れない−世界の中で九条を生かす−」。講演のほか、市民によるリレー発言も行われる。

 一九八七年から始まった集会は、今年で三十回目。毎年、著名な学者や作家、ジャーナリストらを招いて憲法について考える講演を開催してきた。今回は、一橋大学教授の鵜飼哲(うかいさとし)さんが「『新しい戦争』の時代の日本国憲法−中東・アフリカ・ヨーロッパの激動と東アジア」の演題で話す。

 市民の声をつなぐ、という発想で一回目から続くリレー発言では、SEALDs(シールズ)メンバーの学生加藤友志さん(東京学芸大)が「声をあげられない若者たち」のテーマで、学生の政治意識や、アルバイト、学費問題などについて語る。

 メンバーは「テロと空爆の応酬が続く世界で、私たちの憲法九条を生かす道があるはず。そんな思いで企画した。地域で憲法を考え続けることも大切」と来場を呼び掛けている。

 集会に合わせ、会場の地下ロビーで五月三日まで、憲法問題や基地問題などを考える手作りのパネル展示や沖縄・辺野古の海の写真展なども開催中。集会はホールで午後一時〜五時。  (鈴木貴彦)

 

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