さて、先日ようやくスターウォーズの新作「フォースの覚醒」を見ることができたのだが、正直見ていて疑問に思う部分も多々あった。それが、キャラの強さだ。
パッと見、今回のシリーズのベイダー的な役割はカイロ・レン
シスの暗黒卿的なのはスノーク最高指導者
ルーク的な立ち位置はレイなんだろう。
フィンはこの後どうなるのかはわからない。
すごく美味しいところを持って行きそうな気もするし、そうでもないかもしれない。
直接対決のシーンが何回かあって、レンとフィンの対決では完全にレンの勝利。当たり前である。不完全とはいえ、フォースの修行を受けている者と、ライトセーバーに触ったばかりの人間が互角に戦ってしまっては、ジェダイの強さにも疑問符がつく。というか、思いの外レンが弱い。
フィンがそれなりにレンと戦えたのは、その直前にレンが銃撃を受けているからだろう。それでも、ジェダイ全盛期のライトセーバーコンバットに比べると、今作のアクションは随分後退している。やはり、ジェダイがいなくなり、ライトセーバーコンバットの機会も減ったため、戦い方が地味になってしまった事を表現しているんだろうか。
フィンはその前にTR-8Rと戦っている。
ちなみに、TR-8Rとは、↑このストームトルーパーにファンが勝手につけた名前。フィンにTraitor!「裏切り者!」と叫ぶところからTRaitoRとなった。雑魚キャラなのに意味ありげな雰囲気で人気が爆発。ついに公式からもTR-8Rはフィンと一緒に訓練したFN-2199というキャラクターだったという発表が後日なされている。
このフィンとTR-8Rとの戦いでは、フィンがライトセーバーを手にした最初の戦いだったので、TR-8Rの持つ謎の電磁バトンみたいなのに押されて、危うく負けそうになっている。ハン・ソロが助けてくれなかったらフィンは死んでいただろう。
そう考えると、フィンは普通のストームトルーパー並か、それよりちょっと強い程度のキャラなのかもしれない。「殺しの訓練を受けた」というだけあって、射撃は得意のようだが、戦場慣れはしていない。
問題の主人公レイだが、彼女は一切の訓練を受けていないのにもかかわらず、マインドトリックをかましてみたり、テレキネシスでライトセーバーを引き寄せたりしている。ルークですらオビ=ワン・ケノービに出会う前はこんなことできなかったのに、レイは凄い。
以前から、最強のフォースの持ち主はアナキン・スカイウォーカーだと言われてきた。ルークですら、その域には達しなかった。アナキンがオビ=ワンに敗れ全身火傷を負い、体内のミディ・クロリアンがほぼ死滅した状態なのにもかかわらずあそこまでのフォースを使えるのは、最強の証以外のなにものでもない。
単純にライトセーバーコンバットだけならヨーダかメイス・ウィンドゥが最強だったかもしれないが、潜在能力ではアナキンが最強だった。それは、ジョージ・ルーカスも何かのインタビューで語っている。
レイは、レンが言うには「強力なフォースの持ち主」だ。だが、ミディ・クロリアンが測定されたわけではないので、実際にはどの程度の強さかは不明だ。それでも、聞きかじっただけの知識でフォースを繰り出すのだから、そうとう強いに違いない。
ジェダイの修行は、基本的に幼い頃から行われる。暗黒面にとらわれるのを避けるために、恐れを知らない年齢から徹底的に訓練を受けるからだ。だが、アナキンもルークも、そしてレイも修行を始めるには遅すぎる年齢だった。
アナキンはそのために暗黒面の誘惑に耐え切れず、ダース・ベイダーに成り果てた。ルークはヨーダやオビ=ワン、アナキンの助けがあったからこそ暗黒面に落ちずに済んだ。
レイはどうだろうか。
潜在能力ではかなりのものを持っていると思われる彼女が、今後どのような道を歩むのか、非常に気になる。
個人的には、素直に修行を受けるとは思えないが…
ジャクーに彼女を置き去りにした人物は一体何者なんだろうか…?
オビ=ワン? まさかねー
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