蹴球探訪
奇跡の初優勝見えた レスター・岡崎が激白「試合後はいつも悔しい」(4月27日)
【ゴルフ】池田、2週連続V狙う 「中日クラウンズ」きょう開幕2016年4月28日 紙面から 男子ゴルフの国内ツアー、第57回中日クラウンズ(中日新聞社主催)が28日、愛知県東郷町の名古屋ゴルフ倶楽部和合コース(6545ヤード、パー70)で開幕する。前週のパナソニックオープンを制した池田勇太(30)=日清食品=は27日、恒例のプロアマ戦で最終調整。過去出場した7大会のうち3度の予選落ちと苦しめられてきた苦手の和合で、自信と勢いを武器に初の2週連続優勝に挑む。 池田は落ち着き、穏やかな笑みを浮かべていた。難攻不落の和合を存分に味わった上で、堂々と決意を公表した。 「自分に期待している。調子も悪くないし、グリーンの状態も悪くない。あとは、やってみて、どこまでの感じでできるかどうか」 中日クラウンズでは、予選落ちが過去3度。グリーンが読めず、実力者が何度も悔し涙を流してきた。「相性が悪い−」。そんな苦手意識、陳腐な言い訳は、池田の脳裏から今は完全に払拭(ふっしょく)されている。 昨年12月に30歳となり、「新しい池田勇太を築き上げていく」と全てをリセットした。クラブ、ウエア、シューズ、キャディーバッグといった商売道具を一新。代名詞だった角刈り、3タックのズボンもやめた。進化を加速させるための変革は、前戦のパナソニックオープンで早くも実を結んだが、祝杯もそこそこに、「やっと始まり。出発の鐘が鳴ったみたいな感覚」とすぐに歩を進めていた。 次なる見せ場は、やはり和合攻略にほかならない。半世紀以上にわたって名勝負を演出してきたコースへの警戒心を抱きつつ、「(苦戦してきたグリーン上のプレーも)大丈夫なんじゃないかというイメージ」。背伸びも、萎縮もしない落ち着きこそ、思いの強さ、自信の表れだろう。 世界ランクは98位から79位に上がり、今夏のリオ五輪出場圏内に浮上したが、「へぇーって感じ」。池田の興味は目の前の一打、中日クラウンズ制覇にだけ向けられている。(松岡祐司) PR情報
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