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【首都スポ】

関東大学サッカー 首位桐蔭横浜大けん引する今関主将 自身は3年生FW2人と争う

2016年4月29日 紙面から

試合でも決めるぜ!!華麗なジャンピングボレーを見せる桐蔭横浜大のFW今関耕平主将=横浜市青葉区の桐蔭横浜大で(千葉一成撮影)

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 第4節までを消化した第90回関東大学サッカー1部リーグ(東京中日スポーツ後援)で、桐蔭横浜大が“台風の目”になっている。現在3勝1分けの勝ち点10。前回王者の早大を総得点数で上回り、初の1部単独首位の座についた。目標はリーグ戦で上位に食い込み、これも初となる全日本大学選手権(インカレ)出場を果たすことだ。チームをけん引するのは主将FW今関耕平(4年・千葉U−18)。負傷で離脱中のDF尾崎快斗(4年・実践学園)が帰ってくれば、さらに強くなる。 (関孝伸)

 昨季のチームは、石川大地(水戸啓明)と鈴木国友(相洋)の2選手による“2年生(当時)2トップ”が売りの一つだった。後半戦に入ってその一角を切り崩したのが今関だ。鈴木が不調だったこともあるが、第15節(9月26日)から7戦連続でスタメンを張り、その間に5ゴールをマークした。

 「去年の開幕前から筋トレに本格的に取り組むようになって、夏過ぎあたりから効果を感じていました。体の動きが改善されて、キレとかが良くなったんです。自分の得点以外のところでもゴールに絡んだりできましたし、去年はそれなりにやれたかなと思います」

 昨季後半戦の活躍によってレギュラーの座を確固たるものにしたわけではないが、今季の主将に指名されたことから、八城修監督が寄せる信頼のほどがわかる。迎えた今リーグ戦では開幕から2戦連続で先発し、第2節でシーズン初得点を挙げた。上々の滑り出しだったが、第3節の前に体調を崩し、その影響もあって、第3節と第4節ではスタメン落ちしている。

 「試合に出られない時期は今までにもあったので、変に焦ったりはしていません」

 むしろ、自身、石川、鈴木が互いに刺激を与え合う有意義なポジション争いに主将として手応えを感じる。3人による切磋琢磨(せっさたくま)が各人とチーム全体の成長につながり、それが首位の座に躍り出た一因にもなっているのだ。

 「チーム内に競争があるのはいいことです。自分としてはいつでも出られるように準備をしっかりとするだけ。途中から出ても点は取れるわけですし、チームが苦しい状況のときにこそ取れるように頑張ります」

 縦への推進力と泥くさいプレーが特長で、日本代表FW岡崎慎司(レスター)のプレーを参考にしているという。その岡崎が今季のイングランド・プレミアリーグで一躍注目を浴びたように、桐蔭横浜大の背番号「9」も関東大学1部リーグで名をはせたい。そして、チームをインカレ初出場へと導きたい。

     ◇

 首都圏のアスリートを全力で応援する「首都スポ」面がトーチュウに誕生。連日、最終面で展開中

 

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