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【サッカー】

本田、長友 リオ消えた 欧州組OA枠限りなくゼロ

2016年4月29日 紙面から

 欧州視察から帰国した日本代表の霜田正浩技術委員(49)が28日、東京都内で取材に応じ、リオデジャネイロ五輪で3人まで可能な24歳以上のオーバーエージ(OA)枠で欧州組の招集は「限りなくゼロに近い」と見解を述べた。日本代表FW本田(ACミラン)、DF長友(インテルミラノ)ら大物のOA枠招集が絶望的になった。

 手倉森監督は組み合わせ抽選後の15日に、FW本田とMF香川(ドルトムント)について「頭の中にある」と語り、FW岡崎、DF長友もリストアップした。しかし、欧州で情報収集した霜田技術委員によると、国際サッカー連盟は前回大会のロンドン五輪で選手の派遣をクラブに義務づけたが、リオ五輪では「厳しい状況」と同じ通達が出ない見通しだという。

 霜田委員は「(手倉森監督から欧州組招集が)何が何でもとなれば、勝ち目がなくてもクラブとの交渉はやる」と話したが、現実的にはOA枠は国内組へシフトする。協会関係者によると、MF柴崎(鹿島)やFW小林(川崎)が有力候補に挙がるという。一方、U−23日本代表の欧州組となるFW久保(ヤングボーイズ)とMF南野(ザルツブルク)に関しては今夏所属クラブに残留すれば出場が確実になるという。 (占部哲也)

 

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