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【大リーグ】

どうした岩隈!?開幕5戦勝ちなし

2016年4月29日 紙面から

アストロズ戦に先発し、5イニングを7安打5失点で降板。ベンチで悔しそうな表情のマリナーズ・岩隈=シアトルで(共同)

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◇アストロズ7−4マリナーズ

 【シアトル秋野未知】マリナーズの岩隈久志投手(35)は27日、当地でのアストロズ戦に先発。5イニング7安打5失点、7奪三振、3四死球で3敗目(0勝)を喫した。開幕5戦未勝利は、開幕先発ローテを勝ち取ったメジャー2年目の2013年以降で初めて。ホセ・アルテューベ二塁手(25)の先頭打者アーチなど長打3本を浴びた。チームは4−7で敗れたが、4カード連続で2勝1敗と勝ち越した。

 らしくない。5回を投げ終えた岩隈は、疲れ切った表情で首をかしげてベンチへと歩いた。1回、昨季まで2季連続200安打のアルテューベに86マイル(138キロ)ツーシームを左翼席に運ばれる先頭打者アーチを浴びると、3回もアルテューベに勝ち越し二塁打を浴びるなど4連打でさらに2失点。5回は2安打に2四球が絡み、今季最多の計5失点を喫した。

 「(アルテューベは)すごくいいバッター。そこをボールから入ってしまったところが一番悪い部分。やっぱり、ファーストストライクをいかにうまく取れるかということ」。被安打7のうち、初球ストライクは1度のみ。岩隈は終始小さな声で、表情も暗かった。

 先発定着後、開幕5戦で勝ち星がないのは初めて。懸念されるのは生命線の制球で、昨季まで2年間48試合で計4度しかなかった3四死球が、今季は既に3度目だ。サービス監督は「クマはいつもより鋭さがなかった。制球がいつものようにいかず、カウントが後手になると厳しくなる」と評した。

 それでも、4カード連続で勝ち越したチームの波に、何とか背番号18も乗っていくしかない。

 

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