蹴球探訪
奇跡の初優勝見えた レスター・岡崎が激白「試合後はいつも悔しい」(4月27日)
【芸能・社会】サブちゃんに旭日小綬章 鳳蘭、富司純子も受章2016年4月29日 紙面から
政府は29日付で2016年春の叙勲受章者を発表した。今回最高位の旭日大綬章には小島順彦元三菱商事会長(74)ら7人が選ばれた。芸能界からは歌手の北島三郎(79)や女優の富司純子(70)、鳳蘭(70)らに旭日小綬章が贈られた。受章者は旭日章899人、瑞宝章3125人の計4024人。大綬章は天皇陛下、重光章は安倍晋三首相が5月10日に皇居で授与する。 北島は歌手を志し、高校卒業と同時にふるさと北海道から上京して60年余り。演歌一筋の人生を歩んできた。旭日小綬章の受章に「完成のない道だから、これからもずっと歩かなければならない」と表情を引き締める。 ギターの流しからチャンスをつかみ、1962年にデビュー。「なみだ船」で日本レコード大賞新人賞を受賞して頭角を現し「函館の女」「与作」もヒット、演歌界の頂点に上り詰めた。10月で80歳になる。華やかな舞台に立ちながら、つらいときもあったと振り返る。「身代わりのきかない世界。自分にむちを打ちながら頑張った」 代表曲として「なみだ船」「兄弟仁義」「帰ろかな」を挙げる。「ヒット曲は多いなと思う。俺もすごい歌手だな」とリップサービス。「小さい子からおじいちゃん、おばあちゃんまで『サブちゃん』と呼んでもらえる。そんな歌手でいられることに誇りと幸せを感じています」 今の北島があるのも「産んでくれた父、母がいてくれたから」と話す。受章の報を受け、すぐに自宅の神棚に向かって手を合わせた。「旅立ったおやじとおふくろに立派な勲章をもらったよ、と報告しました」と目を潤ませた。 師匠でもある作曲家船村徹さん(83)も2003年に旭日中綬章を受章。歌謡界では初の師弟での“ダブル受章”になる。「弟子の私が頂くことになり、師匠も喜んでくれると思う。感謝しています」と顔をほころばせた。
◆鳳蘭“賞とり蘭”の面目躍如鳳蘭は1964年に「花のふるさと物語」で宝塚歌劇団の初舞台を踏み、トップスターとして退団後もミュージカルを中心に数多くの作品に出演。2005年の紫綬褒章に続く旭日小綬章の受章に「宝塚のころからよく“賞とり蘭”と言われてた。どこかで見ててくださる方に感謝します」とユーモアたっぷりに喜びを語った。 5月22日に帝劇で開幕するミュージカル「天使にラブ☆ソングを」では修道院長役で出演。ミュージカルスクール「鳳蘭レビューアカデミー」代表として宝塚を目指す少女たちを指導するなど精力的に活動中。「この年齢なのに疲れたと感じるのは風邪ひいた時しかない。健康に気を付けている。私にエスカレーターはない。必ず階段」と話す。 ストレスを感じた時は「3歳と1歳と2カ月になる3人の孫の顔を思い浮かべる」と優しい祖母の表情に。もし宝塚と出合ってなかったら?との問いには「神戸でお見合いして子どもを産んで、神戸で普通のオバチャンになってました」と笑った。 PR情報
|