憲法9条の改正に意欲 日本テレビ番組
安倍晋三首相は29日に放送された日本テレビの番組で、憲法9条の改正に意欲を示した。「自衛隊を憲法学者の7割が違憲と言っている状況のままでいいのか、真剣に向き合わなければいけない」と述べた。首相は「政治家には(改憲以外に)やらなければいけない仕事がたくさんあると言って、これからもずっと後回しにしてよいのか。思考停止している政治家、政党の皆さんに真剣に考えてもらいたい」とも話し、野党を批判した。
また、首相が消費増税延期の条件に挙げる「大震災」に熊本地震が当たるかについては「結びつけて考えるいとまはない」と述べるにとどめ、5月の主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)に合わせて判断するかを問われると「それはありません」と応じた。【真野敏幸】