野球賭博問題で笠原元選手ら2人を逮捕
2016年4月29日15時27分 スポーツ報知
プロ野球巨人の野球賭博問題で、警視庁組織犯罪対策4課は29日、賭博開帳図利の疑いで、日本野球機構(NPB)が野球賭博常習者と認定した福岡市の無職斉藤聡容疑者(38)を、同ほう助の疑いで、福岡市の元投手で飲食店経営笠原将生容疑者(25)をそれぞれ逮捕した。
警視庁によると、笠原容疑者は「間違いありません」、斉藤容疑者は「はい、分かりました」といずれも容疑を認めている。
野球界を揺るがした賭博問題は刑事事件に発展。警視庁は暴力団に資金が流れていなかったかなど、賭博の実態解明を進める。
斉藤容疑者が賭博の対象としたのは2014年3月から15年8月までのプロ野球、高校野球計15試合前後。笠原容疑者は、うちプロ野球約10試合で賭博をほう助したとしている。
野球賭博を巡っては、昨年10月以降、笠原容疑者の他に福田聡志(32)、松本竜也(23)、高木京介(26)の元選手3人の関与が発覚。組対4課は3人に任意で事情を聴いており、賭博容疑にあたるか慎重に調べを進めている。
NPBは昨年11月、福田、笠原、松本の3元選手を無期失格処分に、今年3月には高木元選手を1年の失格処分とした。巨人は4人との契約を解除した。