弁護士や市民でつくる「憲法劇団ひまわり一座」が5月1日、福岡市中央区赤坂の市立中央市民センターで憲法劇「時をつくる人々」を上演する。今年は「選挙に行こう」がテーマだ。

 憲法への関心が薄いことを心配した弁護士らが1989年から、憲法について改めて考えてもらおうと、5月3日の憲法記念日に合わせて毎年劇を演じている。メンバーは10~60代の約50人で3分の1が弁護士。テーマは原発問題など毎年変えているという。

 28日に同センターで最終練習があった。「政治に無関心な大学生」を演じる大学生の崔春海(さいはるみ)さん(21)は昨年夏に安全保障関連法案に疑問を持ってデモなどに行ったのがきっかけで、劇団に参加した。「夏に行われる参院選を意識して演じている」と話した。座長の迫田登紀子弁護士は「劇が選挙に行くために勉強をする第一歩になれば」と来場を呼びかけている。

 午後3時開演。上演に先立って午後2時半から井下顕(あきら)弁護士による憲法講演「いま、私たちがなすべきこと」がある。一般千円、高大生・障害者500円、中学生以下は無料。託児所(無料)あり。(宮谷由枝)