笠原元投手 携帯電話で聞き取り賭博を仲介か

笠原元投手 携帯電話で聞き取り賭博を仲介か
プロ野球・巨人の元投手らによる野球賭博事件で、逮捕された元投手は、ほかの選手から賭ける試合や金額を携帯電話で聞き取り、一緒に逮捕された知り合いの男に伝えて賭博をさせていたことが警視庁への取材で分かりました。警視庁は、携帯電話の通信履歴を解析するなどして賭博の実態を調べています。
この事件は、巨人の元投手の笠原将生容疑者(25)と、知り合いで自称・無職の斉藤聡容疑者(38)が巨人のほかの2人の元投手の野球賭博に関わったとして、29日、逮捕されたものです。
警視庁によりますと、調べに対し、2人はいずれも容疑を認めているということです。
これまでの調べで、笠原元投手は松本竜也元投手や高木京介元投手に賭けのルールや、試合によってチームごとに差をつけた「ハンデ」を教えていたことが分かっています。その後の調べで、笠原元投手が2人の元投手から賭ける試合や金額を携帯電話で聞き取り、その内容をメールなどで斉藤容疑者に伝えて賭博をさせていたことが分かりました。球場のロッカールームで、賭けの内容を聞き取っていたこともあったということです。
警視庁は携帯電話の通信履歴の解析を進めるなどして、賭博の詳しい実態を調べています。