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【舛添知事定例会見録・28日(1)】
別荘問題に「人間ですから気分転換したり、体調を整えるのは都知事の大きな責務」
「この前も申し上げましたが、私が今指示をして、『しっかりと精査しなさい』と言っているのは、随行の人数が少し減らせないだろうかということと、ガイドとか通訳が不要なときは要らないだろうとか。それから、やはりセキュリティーが非常に厳しいというか、大きいので、特にニューヨーク、ワシントンもそうでしたが、私に対して一番の配慮っていうのは、セキュリティーの配慮で、それで空港の貴賓室なども、確か北京とかモスクワとかは向こうが払ってくれる。こっちが払わないといけないところもあるので、そういうケース・バイ・ケースだと思いますから、今おっしゃったことも含めていろいろなご批判があるので、それは謙虚に受けとめて、今、検証作業を進めているので、今言ったような点を含めて、私が気づいていないこともあると思いますから、例えばこういう点でどうだというようなことをいろいろな機会におっしゃっていただければ、そういうことも含めて精査をしたいと思っています。よろしくお願いします」
--湯河原の別荘に公用車で帰っている件で、別荘での仕事とは何か。都内の自宅ではできなかったのか。「ルール上は問題ない」ということだが、ほぼ毎週末かなり遠くの湯河原町の別荘に公費を使って戻るのは、都民の感覚から離れていないか。
「テレビは残念ながらNHKしか見ていないのですが、ほかのところを見る暇がなかったのですが、おそらく私の説明の仕方が下手だったのかもしれないですが、大きな誤解があるような気がしているので。すみません、繰り返しになるので、聞いた人はもう聞かなくていいのですが、誤解があるので申し上げておきますと、一方が公務で、そこへの送迎。今朝、私は世田谷から参りました。それは公用車が迎えにくるわけです。そうしないと、セキュリティーを考えて、電車で来るわけにいきません。それから、公用車というのは『動く知事室』なのです。例えば、私が小田急線に乗ってくる、満員電車だと。警備のお巡りさんが何人もいるわけです。それのコストも考えないといけない」
「そこで直下型地震が起きましたと。連絡が取れません。携帯は使ってはいけないのですから。しかし、公用車には携帯があります。運転手は都の職員ですから、守秘義務があります。私がタクシーに乗ってきて、タクシー運転手の目の前で話せないことがあります。というようなこともご理解をいただきたいと思っています。ですから、まずそれがルールだということです、一つは」
「私は、嘘ではなくて、ちゃんと仕事を、書類の整理のために行くのですが。しかし、規則やルールの中に、例えば私は今日の夜、仕事が終わって帰るときに、時々、テレビの番組の朝早いのに出てくれといわれたときに、『知事さん、家に帰られて渋滞だったら、朝早い番組に間に合いませんから、うちでホテルとるから、お台場の何とかホテルに泊まってください』とよく言われることがある。私は、仕事が終わって、そこに泊まりに行きます。それを別に、フジテレビが手配したお台場のテレビ局に入るということは問題ないでしょう。送るわけですから。そして、例えばそのホテルで私が酒を飲もうが、寝ようが、明日の番組の準備をしようが、何をしろという規定はありません。だから、そこをまずご理解いただければと思っております」