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【舛添知事定例会見録】
米国出張の成果「ニューヨーク証券取引所で開会のベルを鳴らした」
「ただ、遊びに行っているわけではありません。物見遊山ではありません。仕事で行っているのだということをご理解いただいて、きちんと仕事ができる状況を整えるということも重要だということもご理解いただければと。そのことだけ申し上げて、あとはできるだけ、成果についても…。ただ、成果は自分の方で、『こんなにやって、ほら、どうだ』というような類のものでもないかなと思っているので、それは、ほかの人が、皆さん方を含めて、それから、今回だとニューヨーク、ワシントンの方々が、『ああ、これは良かったね』『ここは成果があったね』とか言ってくださることが本義なので、自分で『こうやって、これで、すごいだろう』と言う気は全然ないので、そこはご理解いただければと思っています」
--出張費を検討するチームが発足した。改めて、そのチームで目指すものは。また、出張費を踏まえた上で、今回のアメリカ出張の成果をどう捉えているか。
「前者については、これはいろいろな角度から検討するということで、無駄を排除するにはどうすればいいか、と。しかし、何度も言っているように、必要なところにはきちんと経費は使うべきであって、少し経費を節約したために、まともな仕事もできなかったというのだったら、何のために行ったか分かりません。そこはきちんとやらないといけません」
「それから、東京の国際的な金融地位が極めて落ちています。ニューヨークに行っても、誰も相手にしないという状況だった。例えば、自分で言わないと言っていて言うのもあれなのですが、証券取引所に行きました。朝、ニューヨークのトップの企業の方々を集めて議論をして、東京の魅力についてきちんと説明をする。そうすると、『あ、そこまで東京はやっているのですか』ということで、『実は、東京で仕事をしたいので、パートナーを探していたので、どうすればいいですか』と。『では、どうぞ、東京都庁へ来てください。われわれがマッチングをやりますから』と。そういうことについてもお話をしてきたので、そこで東京の企業とニューヨークの企業がきちっと一緒になって仕事をして、お互いに利益をもたらすということになれば、非常に大きなプラスになります。こういうことをきちんとやってきた」