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【舛添知事定例会見録・28日(2)】
「この1年、へそから下しか入っていない」 公務があると会見打ち切り、湯河原へ出発した例も…
--体の動きが少し不自由な部分があるということか。
「一般的な医学的なことを申し上げますと、左側は自分の関節ではなくて、人工関節なのです。もう、ほとんど、どこのイベントに出ても問題はなくなったのですが、やってはいけないという動きがありまして、せっかく入れた人工関節が脱臼してしまったら、また全部入院してやり直さないといけないのです。それで今、医者から厳しく言われているのは、この角度の運動はやってはいけないと。これは日常生活とか都知事の公務をやるときに全く問題はないのです。だから、この1年間、おかげさまで全く支障なくやってきていますけれど、ただ、風呂に入るときは、格好は分かりますね、ユニットバスだと小さいから。そうすると、入ったときの股関節の曲げ方がやってはいけない動作に入るので、だから、私は東京でこの1年間、へそから下しか入ってない状況で。これはでも、股関節を早く治すためには、周りの筋肉がしっかり固めてくれないといけないので、相当、私も実は、この方向で動かすなというのも、知らず知らずにやっていても、ほぼ大丈夫になったのですが、やはりこれでまた再入院して手術というと、大変都民にご迷惑をおかけするので、そういうこともあるということを」
「後でいらしていただければ、もっと細かい点はあれだけれど、これ以上、自分の関節のことはやめたいと思います」
-今週末も湯河原に行くか。
「今週は行きません」
--湯河原にいるときは、警備はどのような体制を敷いているのか。神奈川県警か警視庁か。
「警備のやり方については、警察から警備上の問題があるので、『何も言ってはいけない』といわれております。ですから、もし必要があれば東京の警視庁ないし神奈川県警の警護の担当にお聞きいただいて、私から一切言ってはいけないということになっております」
--何かしら警護はついているということか。
「それも含めて。もちろん警護はついています。でも、どういう警護をしているとかいうのは、警察の、まさに警護の、これがばれたらテロの対象になりますから、それは『絶対何も言うな』といわれていますので、今のような受け答えをしただけでも怒られると思いますので、もしあれだったら警視庁の方にお聞きいただければと思います」
--有事の際、湯河原にいるよりも都庁にいた方が、ベストな対応がとれると思うが。
「それを徹底して言えば、365日24時間、私がこの都庁の中の危機管理室に寝泊まりしないといけない。何もほかの仕事ができません。しかし、都知事の仕事は、福島にも行くのか行かないのかと、先ほどの、こういうことになります。そのために危機管理監がいて、副知事がいて、危機管理のための人間が常に常駐しているわけです。そして、私がどこにいても連絡できるように、特別の連絡方法をポケットに入れて持っているわけです。だからニューヨークにいたときもそうですが、それで指示をするということなのです」