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【北朝鮮情勢】
韓国系米国人に10年の労働教化刑 「スパイ」罪で最高裁「韓国の依頼で核機密を収集」
平壌からの報道によると、北朝鮮の最高裁は29日、スパイ容疑で拘束されていた韓国系米国人(62)に対し、労働教化刑10年の判決を言い渡した。対北制裁を主導する米国を牽制(けんせい)する狙いがあるとみられる。
この米国人は韓国当局者らの依頼を受け、北朝鮮の羅先で核関連機密などを収集したとされる。
北朝鮮では3月にも、国家転覆陰謀罪に問われた米国人大学生が労働教化刑15年の判決を言い渡されている。(ソウル 藤本欣也)