全国学力テストで行き過ぎた対策 趣旨の確認を
小学6年生と中学3年生を対象に行っている全国学力テストについて、文部科学省は、点数の向上を目指した行き過ぎたテスト対策が行われているケースがあるとして、テストの趣旨を確認するよう全国の教育委員会に通知しました。
全国学力テストは、子どもたちの学力を把握し、授業の改善などにつなげるため、文部科学省が平成19年度から小学6年生と中学3年生を対象に行っています。
しかし、文部科学省によりますと、授業時間を使って集中的に過去問題を練習させるなど、点数の向上を目指した行き過ぎたテスト対策が行われているケースがあるという指摘が寄せられたということで、テスト本来の趣旨を確認するよう全国の教育委員会に通知しました。通知では、テストの趣旨について理解する機会を設け学校現場に深く浸透させるよう求めています。
全国学力テストを巡っては、結果の公表や活用の在り方が毎年のように議論になっていますが、通知を受けた教育委員会からは「過去問題を解くのも学力向上の一環であり、どこからが行き過ぎた行為なのか分からない」という戸惑いの声も聞かれました。
文部科学省は「授業時間を削ったり、指導計画を変更したりしてテスト対策を行うのは行き過ぎだと考えている。通知を受けて各教育委員会がどのような取り組みをしたか把握し指導していきたい」と話しています。
しかし、文部科学省によりますと、授業時間を使って集中的に過去問題を練習させるなど、点数の向上を目指した行き過ぎたテスト対策が行われているケースがあるという指摘が寄せられたということで、テスト本来の趣旨を確認するよう全国の教育委員会に通知しました。通知では、テストの趣旨について理解する機会を設け学校現場に深く浸透させるよう求めています。
全国学力テストを巡っては、結果の公表や活用の在り方が毎年のように議論になっていますが、通知を受けた教育委員会からは「過去問題を解くのも学力向上の一環であり、どこからが行き過ぎた行為なのか分からない」という戸惑いの声も聞かれました。
文部科学省は「授業時間を削ったり、指導計画を変更したりしてテスト対策を行うのは行き過ぎだと考えている。通知を受けて各教育委員会がどのような取り組みをしたか把握し指導していきたい」と話しています。