www.sugatareiji.com
人間の身体は複雑だが熱量は不思議ではない。
カロリーというけれど、カロリーとは単に「熱量」のこと。
あ、ちなみに昔、体脂肪率を一桁にしたことあります。はい。
【スポンサーリンク】
※以下、特別なことは書いてません
カロリーとは何か?
栄養とカロリーの違いを知りましょう
さて、一日ゼロ……つまり絶食をしたとすれば、外からカロリーが入ってこない。
すると体についた脂肪を熱量に変化させ体機能を維持しなきゃあならない。
内蔵は動かさなきゃならない、筋肉は運動しなくてもカロリーを使う。
生きてるだけで減るカロリー。
これが基礎代謝。
運動をするとさらにカロリーが減る。
有酸素運動とか無酸素運動とかいうけれど、これはカロリー消費の効率性に影響する。
どんな運動でも動けばカロリーは使う。
当然ですが。
運動のダイエットは「減るカロリーを増やす」ダイエットだと思えばわかりやすい。
筋肉を増やせば基礎代謝がさらに上がる。
さて食事制限のダイエットというのは基礎代謝+生活の中の運動という「生活するだけで減るカロリー」を基本として身体に取り入れるカロリーを減らすことを目的にする。
こちらは「増やすカロリーを減らす」ダイエットだと思えばいい。
ところがこのカロリー摂取を減らすときに何故か極端なことをやりたがるひとがいる。
要は絶食だとか、一日の食事を全く別のものに置き換えるとか。
人間は霞を食って生きていない。
だから食事を減らせばいいんだ=食事回数を減らせば減るんだ!
これが食事回数を減らすダイエット。
リンク先のように一日一食だとか。
しかし前述したように食餌制限のダイエットは「増やすカロリーを減らす」
単純化
1日1食ダイエット10日目
— 守形レイジ@涙拭けよ (@SugataReiji) 2016年3月26日
ステーキガストにて
1ポンドステーキ
ライス
サラダ
フォッカッチャ pic.twitter.com/bat1km8fgU
ところが食べている食事を見るとステーキ、お好み焼き大盛り、ハンバーガーどか食いetc……。
いやいやいや。
たとえば
1日1食ダイエット13日目
— 守形レイジ@涙拭けよ (@SugataReiji) 2016年3月28日
西武秋田うまいもの市で鹿児島のラーメンを食べました。
あとはアホみたいにマズイさくらペプシ。
みたらし団子もうまかったな。 pic.twitter.com/wiWyGfnFpx
とんこつラーメン:500kcal
みたらし団子:600kcal
ペプシ:47kcal
大体、1,000kcal超えですね。
成人男性で一日1,500kcalで一応下回ってますが体重が減ってないところを見ると、カロリーがオーバーしてるか基礎代謝や生活で消費するカロリーが低いのか。
炭水化物、糖質が多すぎバランスが悪すぎる。
これじゃあ単に一日分のカロリーを一食で摂取してるだけ。
考え方をシンプルにするためにカロリーの数字を一桁にしてみる。
脂肪:10
基礎代謝:ー3
生きているだけでも-3減る。
ここに毎日食事をする。
食事一回:1
適切な食事を3回食べれば
10(脂肪)-3(基礎代謝)+3(食事)=10
これだと体型を維持できる。
運動をする、食事制限をするというのは
10(脂肪)-3(基礎代謝)ー1(運動)+3(食事)=9
10(脂肪)-3(基礎代謝)+2(食事総カロリー減)=9
10(脂肪)-3(基礎代謝)ー1(運動)+2(食事総カロリー減)=8
こういうふうにして痩せる考え方。
運動と食事両方やれば痩せるのも当然。
ダイエットガー!といろいろ言うけれどこれは基本形。
一日一食にするという発想は、食事のプラスを1にする
10(脂肪)-3(基礎代謝)+1(食事)=8
はい。
ニ食分痩せた。
しかし上のようなハイカロリーなドカ食いは一食が3にも4にもなる。
10(脂肪)-3(基礎代謝)+4(食事)=11
増えてるやん。
当然。
インスリン
※ウエストを測っている男性のイラスト(ダイエット) | 無料イラスト かわいいフリー素材集 いらすとや
基本的にダイエットは、一日の総カロリー量を計算してそれを減らせばいい。
これだけのことを「リンゴダイエット」だとか「バナナダイエット」だとかは、単に効率化を謳っているだけ。
一食のカロリーを置き換えてるだけなので。
痩せるかどうかは、基礎代謝と摂取する他のカロリー次第。
「簡単に痩せる!」と言い「置き換える」のは簡単だが、他の食事も大事なんですよ。
ダイエットは終わりがないし、基礎代謝は年々下がる。
痩せるのは簡単で維持することこそ難しい。
基本生活する上で食事の量を減らし(増やす分を減らす)運動を増やし(減らす分を増やす)さらにそれを習慣にする以外にはない。
一番効率的なのは「カロリーを計算して運動する」ですよ。
ライザップなんて金を払って食事制限と運動をするんですから、実にアホらしい。
徹底して糖質制限させ運動させ管理することで目に見えて効果を出す→モチベーションに繋げるやり口。
だから極端なダイエット法をやってるひとというのは一度痩せてしまうとそこで満足して、リバウンド。
これも当たり前の話。
で、一日一食ダイエットなんて言うものはダイエットへの影響よりも健康を考えたほうがいい。
なにせ一日一食ということは一気に食べるものだから、そこでインスリンが分泌され一気に血糖値が上昇する。
食事をする→血糖値が上がる→膵臓からインスリンが分泌→インスリンと受容体が結びつきブドウ糖が細胞へ→血糖値が下がる
さて、一日五食が健康にいいという話もありますが、これは血糖値の上昇が抑えられるからに他ならない。
五食……つまり血糖値が一気に上る危険性を避けることができる。
ところが一食というのはこの血糖値が上がる→下がるまでの工程を一気にやってしまう。
一気に血糖値が急上昇するから、その分ドバっとインスリンが出て……。
当然内臓への負担になる。
一日一食ダイエットというのは、ダイエット効果より身体への負担が気になるやり方。
だからもしやるなら、よほど食事の内容に気を遣わなきゃあならない。
好きなだけ食べて……なんてのはダイエットですらない。
血糖値を計りつつやるのがいいですね。
確かに、食費は浮くし、洗い物も減るなどメリットはありました。
でも、ぶっちゃけイライラするし、ボーッとするしで全く良いことはなかったです。
http://www.sugatareiji.com/entry/2016/04/29/080100
うん、それ血糖値測れな。
いちばん簡単なダイエット
ダイエットに必要なのは、
・簡単にできる
・持続できる
これが最も重要。
一日一食なんてつらい。
その分食欲を抑えこむからついついどか食いして身体への負担しかない。
一食のカロリーを少し減らしつつ、電車通勤ならあえてひと駅前で降りて歩くとか、自転車なら遠回りするとか、そういう方がよほど効果が出るダイエット法なんですよ。
それも一ヶ月とかで結果を出すんじゃなく一年とか二年とかそういうスパンで見るの。
これが正しいダイエット。
別に半年で死ぬわけじゃないんだから。
数年かけて生活自体を痩せる習慣にする。
カロリー計算が面倒ならコンビニを利用するのもいい。
弁当なんかにカロリーが書いてある。
成人男性なら一日1,500kcalオーバーしないように食べればいい。
単純な引き算だから労力もいらない。
ただコンビニ食は野菜が少ないので栄養に気を遣わなきゃならないが。
あと酒は気をつけないと。
食事制限てのは自分だけが頼りなのに酒の席で飲み過ぎ食べ過ぎ=体重増必須。
年を取れば取るほど運動の強度やカロリーを下げていかなきゃならない。
年を取れば油物がきつくなってくるのでちょうどいいかもしれない。
まぁ、どちらにしろ食事制限ダイエットは単に細くなるだけで身体がキレイじゃない。
適切に筋肉がついた痩せ型が最もキレイな痩せ方なので。
運動するのが、やはり一番いい。
あまりひとのことは言えないけれど(痩せ型だと油断してたら最近少し太り始めたので)炭水化物が多いハイカロリーな食事じゃあ一日一食で痩せるわけもない当然の帰結。
というか、実践しなくてもわかるんだが……。
natrom先生の本でも勧めておきますよ。
メタモル出版
売り上げランキング: 44,185