春の叙勲 4024人が受章

春の叙勲 4024人が受章
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ことしの「春の叙勲」の受章者が発表され、各界で功労のあった、合わせて4024人が受章することになりました。
ことしの「春の叙勲」を受章するのは、旭日大綬章が7人、瑞宝大綬章が3人です。
また、旭日重光章と瑞宝重光章が合わせて34人、旭日中綬章と瑞宝中綬章が合わせて301人、旭日小綬章と瑞宝小綬章が合わせて929人など、全体で4024人です。
このうち、民間からの受章者は1798人で、全体の44.7%、女性の受章者は381人で、全体の9.5%を占め、いずれも今の制度になった平成15年秋以降で割合が最も高くなっています。
旭日大綬章は、自治大臣などを務めた上杉光弘さん、元東急電鉄会長の上條清文さん、元三菱商事会長の小島順彦さん、元東京証券取引所社長の斉藤惇さん、郵政大臣などを務めた自見庄三郎さん、元最高裁判所判事の白木勇さん、積水ハウス会長兼CEO=最高経営責任者の和田勇さんの7人が受章します。
瑞宝大綬章は、元侍従長の川島裕さん、元会計検査院長の西村正紀さん、元統合幕僚長の先崎一さんの3人が受章します。
さらに、旭日小綬章は、「函館の女」や「まつり」など数多くのヒット曲で親しまれている演歌歌手の北島三郎さんや、宝塚歌劇団で「ベルサイユのばら」などの作品で人気を集め、退団後は、テレビドラマにも出演している俳優の鳳蘭さん、それに、長年、映画やテレビドラマで活躍し、NHKの連続テレビ小説「てっぱん」でも存在感のある演技を見せた俳優の富司純子さんらが受章します。
このほか、外国人叙勲では、アメリカのタルボット元国務副長官や、アゼルバイジャンのシャリホフ副首相が旭日大綬章を受章するなど、これまでで最も多い44の国と地域から合わせて90人が受章することになりました。
叙勲の親授式や伝達式などは来月10日から行われます。