避難中の人の49% が「避難所に留まる」 熊本市

避難中の人の49% が「避難所に留まる」 熊本市
熊本市が市内すべての避難所で避難している人たちにアンケートを実施した結果、「避難所に留まる」と答えた人の割合は49%で、そのうち83%が「余震による不安」を理由を挙げていました。
熊本市は、今月23日から3日間にわたり、市内すべての避難所で、避難している人たちを対象に世帯単位のアンケートを行い、52%に当たる9176世帯1万9605人から回答を得ました。
いずれも複数回答方式で、まず今後の希望を尋ねたところ、「避難所に留まる」と答えた人が49%、「新たな住宅に移りたい」が16%、「ほかの都市に避難したい」が2%、などとなりました。
「避難所に留まる」と答えた人に理由を尋ねたところ、「余震による不安」が83%、「ライフラインの不通」が47%、「家具などの散乱」が43%、「家屋の倒壊や半壊」が14%、などとなりました。
アンケート結果を基に熊本市が推計した結果、市全体で1190世帯余り2500人余りが、家屋の倒壊や半壊により短期的な解決が難しい状況に置かれているとみられるということで、市は今後、避難所の環境改善を進める必要があるとしています。