Request.2のあらすじ
深山(松本潤)たちの刑事専門チームに新たな事件が舞い込んできた。
殺人事件なのだが、
被告の山下一貴(風間俊介)は正当防衛を主張していた。
深山は佐田(香川照之)・彩乃(榮倉奈々)とともに、
拘置所で山下の接見を行う。
山下は居酒屋で騒ぎを起こした客の木内(岡山天音)を注意したのだが、
彼はまったく聞く耳を持たず、店長(大和田健介)が言っても駄目だった。
とうとう女性店員にもちょっかいを出したので、
山下が止めようとすると、店の外へと連れ出された。
2人は激しい口論となり、
怒った木内は、ポケットからナイフを取り出して山下に襲い掛かった。
そして、もみあっているうちに、
ナイフが木内の腹に刺さってしまったのだという。
正当防衛を主張する山下だが、
警察での取り調べで「殺してしまった」と証言したことに、
深山は妙な違和感を覚えるのだった。
そこで深山は事件の再検証を開始する。
現場周辺の聞き込みなどを行ったところ、
山下と木内が同じ静岡県の出身だということがわかった。
そんななか。
佐田のもとに、
斑目法律事務所の大口クライアントである朝霧(国広富之)がやってくる。
なんと被害者の木内は彼の実の孫だったのだ。
朝霧は事件の早期解決を望み、
場合によっては圧力をかけることさえも辞さなかった。
一方で深山は、木内が2年前に静岡で起こしていたある事件に着目する。
被害者の女性は自殺していたが、山下の婚約者であった-。
注目の台詞
後ろにパスを出しても
ボールは誰かが前に進めて行くんだ
(斑目所長)
それはもう、執念じゃない。趣味だ
(パラリーガル藤野)
やっぱり、お金はおっかねえ・・・なあ、「おかねさん」
(主人公・深山)
あんたもしつこいね。何回目だよ
(商店街の元締め)
7回目です。明日も明後日も明々後日も来ます
何度でも来ます
(主人公・深山)
過去は消せませんから
(室長・佐田)
御社とのクライアント契約は打ち切ってもらって構いません
これを公表もいたしません
ただし、別のクライアントに圧力をかけたなら話は別だ
弁護士を脅すなんてもってのほかだ
倒れる時は一緒に倒れるぞ
クライアントと弁護士の関係は諸刃の剣ですな
(斑目所長)
やっぱり丁寧にやることが大事だな
(主人公・深山)
楫取の感想とまとめ
今回もしっかりまとまった内容でした。
最初は単なる「正当防衛」の事件かと思いきや、
思わぬ真相が飛び出して衝撃的でした。
また被害者が事務所の大口クライアントの関係者というのも、
なかなか面白い設定だと思いました。
殺人は絶対に犯してはならない罪ですが、
山下の心情を思うと察するに余りあるところがありますね。
何の落ち度もないのに2人の男性に暴行され、
幸せになるはずの将来を悲観した彼女は、自らの命を絶ってしまいました。
木内が財界の有力者の親族ということもあり、
いろんな圧力がかけられたというのも気の毒でした。
山下は若い命を散らしてしまった彼女の無念が悔しくて、
木内に対して殺意を抱いたんですね。
でも、真犯人はもっと卑劣で、
2つの罪をもみ消して何食わぬ顔で生きようとしていました。
居酒屋の店長さん、
パッと見ると善良そうな方だったんですけどね。
人は見かけによらないといいますが、まさにその通りでした。
大口クライアントである朝霧との契約が打ち切りになり、
どうなることかと心配しましたが、
まさかの大どんでん返しで事務所は救われました。
斑目所長は策士ですね。
後ろに向かってボールを投げても、
ちゃんと前に進むような手を打ってあったんですよ。
前向きだし堂々としていますよね。
しかも、深山の活躍もあって悪い輩は一掃されました。
このスッキリ感は観ていて気持ちがいいです。
事件はとても重かったですが、
ローストビーフのくだりはよかったですね。
深山がマイソースを持っていたのもすごかったですし、
最後に自分で作ったのも拍手喝采でした。
料理が得意な弁護士ってユニークですね。
次回も楽しみに視聴したいと思います。