破壊されたバーミヤン壁画を日本で復元
15年前にアフガニスタンのタリバン政権に破壊された世界的な文化遺産、バーミヤンの大仏の天井にあった壁画を日本の研究者らが東京で復元し、公開しました。
この壁画はペルシャやギリシャの神話などをモチーフに、バーミヤンの大仏の天井部分に描かれ、東西文明の交流を象徴する6世紀の貴重な文化財として知られていましたが、2001年にタリバン政権によって大仏とともに破壊されました。
東京芸術大学の研究チームは粘土などを使って天井部分を再現したうえで、破壊される前に撮影された150枚の壁画の写真を基に、最新のデジタル技術と日本画の技法を使って、およそ1年かけて復元に当たり8メートル四方の巨大な壁画が完成しました。
28日は、アフガニスタンからの留学生らおよそ40人が東京・上野の東京芸術大学に招かれて、完成した壁画を見学し、復元に当たった研究者は、破壊された壁画と同じ顔料を使ったことや細部にもこだわったことなどを紹介しました。
見学したバーミヤン出身の留学生の男性は「大仏と壁画がタリバンに破壊されたとき本当に心を痛めた。まるで現地に来たかのような完成度の高い壁画ができ感激している」と話していました。
壁画は東京芸術大学大学美術館で、6月まで一般公開されています。
東京芸術大学の研究チームは粘土などを使って天井部分を再現したうえで、破壊される前に撮影された150枚の壁画の写真を基に、最新のデジタル技術と日本画の技法を使って、およそ1年かけて復元に当たり8メートル四方の巨大な壁画が完成しました。
28日は、アフガニスタンからの留学生らおよそ40人が東京・上野の東京芸術大学に招かれて、完成した壁画を見学し、復元に当たった研究者は、破壊された壁画と同じ顔料を使ったことや細部にもこだわったことなどを紹介しました。
見学したバーミヤン出身の留学生の男性は「大仏と壁画がタリバンに破壊されたとき本当に心を痛めた。まるで現地に来たかのような完成度の高い壁画ができ感激している」と話していました。
壁画は東京芸術大学大学美術館で、6月まで一般公開されています。