高市総務相 国連報告者と「国会のため会えず」

高市総務相 国連報告者と「国会のため会えず」
高市総務大臣は閣議のあとの記者会見で、日本での表現の自由を調査した国連人権理事会の特別報告者と、国会審議があり、面会できなかったことを明らかにしました。
国連人権理事会で表現の自由を担当する特別報告者で、カリフォルニア大学教授のデービッド・ケイ氏は今月、日本での表現の自由の状況を調査しました。
これに関連して、高市大臣は会見で、「ケイ氏は『何度も面会要請をした』と言ったと聞き、驚いている。外務省を通じて2回日程を調整したが、いずれも国会審議があったためどうにもならず、松下総務副大臣と情報流通行政局長に対応してもらった」と述べました。そのうえで、「私自身は大変お会いしたかった。これまでの国会答弁の内容も正確に伝え、日本の法制度と解釈についても伝えたかった。どうしても私自身のことばで伝えたかったので、お会いできず大変残念に思っている。国会対応が理由だったこともケイ氏は十分承知しているはずだ」と述べました。