創業400年の有田焼 オランダの国立美術館で展覧会
ことしで創業400年を迎える佐賀県の有田焼の伝統と現代の作品を紹介する展覧会が、オランダの国立美術館で始まりました。
佐賀県の有田焼はことし創業400年を迎えますが、17世紀、その名を最初にヨーロッパに紹介し、王侯貴族が珍重する美術品として流通させたのが当時、世界貿易の中心だったオランダの東インド会社でした。こうした歴史をふり返り、現代に伝わるたくみの技を紹介する展覧会がオランダのアムステルダムにある国立美術館で21日から始まりました。
会場にはきめ細かな赤絵を施した17世紀の柿右衛門の作品とともに、十五代酒井田柿右衛門さんがこの展示会に向けて制作し寄贈したつぼなどが展示されています。また、佐賀県などの招きで有田を訪れ、伝統的な技術や歴史に触れたヨーロッパのデザイナーが、窯元と共同で制作したモダンな食器のコレクションも紹介されています。
開幕式に参加した酒井田柿右衛門さんは「祖先の作品を見て次の世代のために何が残せるか考えさせられるとともに、海外の方が有田焼を知る機会になってくれればと思います」と話していました。また、国立美術館の監修者、フィツキさんは「17世紀の日本とオランダの絆をもとに開くこの展覧会が日本とヨーロッパの芸術の架け橋になってほしいです」と話していました。展覧会はことし10月9日まで開かれます。
会場にはきめ細かな赤絵を施した17世紀の柿右衛門の作品とともに、十五代酒井田柿右衛門さんがこの展示会に向けて制作し寄贈したつぼなどが展示されています。また、佐賀県などの招きで有田を訪れ、伝統的な技術や歴史に触れたヨーロッパのデザイナーが、窯元と共同で制作したモダンな食器のコレクションも紹介されています。
開幕式に参加した酒井田柿右衛門さんは「祖先の作品を見て次の世代のために何が残せるか考えさせられるとともに、海外の方が有田焼を知る機会になってくれればと思います」と話していました。また、国立美術館の監修者、フィツキさんは「17世紀の日本とオランダの絆をもとに開くこの展覧会が日本とヨーロッパの芸術の架け橋になってほしいです」と話していました。展覧会はことし10月9日まで開かれます。