健康関連の新ビジネス創出へ 基本計画

健康関連の新ビジネス創出へ 基本計画
政府は新しい成長戦略に盛り込む健康関連の新たなビジネスの創出に向けて、健康管理や生活習慣病の予防など民間の健康サービスの促進を柱とする基本計画をまとめました。
この基本計画は健康関連の新たなビジネスの創出に向けて、経済産業省と厚生労働省などでつくる「次世代ヘルスケア産業協議会」が22日の会合で決めました。
会合の冒頭、林経済産業大臣は「ヘルスケア産業を政策として大きく打ち出していくことで、経済の成長や雇用の創出につなげたい」と述べました。
基本計画では公的医療保険の対象外となる民間の健康サービスを促進し、スポーツクラブが高齢者向けに運動のプログラムを設けたり、食事の宅配事業者が生活習慣病を予防するためのメニューを提供したりするビジネスを拡大するとしています。
また、体重や血圧などの情報を収集して、民間企業が新たなサービスを開発できるようにする実証実験も今年度に新たに始めるとしています。政府は、この基本計画を来月末から6月をめどにまとめる成長戦略に盛り込むことにしています。