ホンダ 熊本工場の全面復旧は8月中旬の見通し

ホンダ 熊本工場の全面復旧は8月中旬の見通し
大手自動車メーカーのホンダは、一連の地震で被災した熊本県にあるオートバイなどの工場について、来月6日から一部のラインの操業を再開すると発表しました。しかし、工場の建物や設備の中には被害が大きいものもあるため、全面的な復旧は8月中旬になる見通しです。
ホンダの熊本県大津町にある熊本製作所は、オートバイや自動車部品などを生産する工場で、今月14日の地震のあとから操業を停止しています。
28日の発表によりますと、設備の安全が確認されたとして、オートバイの部品など一部の生産ラインの操業を来月6日から段階的に再開することになりました。
しかし、工場の建物や設備の中には被害が大きいものがあり、オートバイなどの組み立てラインは復旧に時間がかかるということで、全面的な復旧は8月の中旬になる見通しです。
また、この熊本の工場から調達する部品が不足していることから、ホンダは三重県四日市市にある子会社の工場で、軽トラックなどの生産を見合わせていて、通常の操業に戻るには半年程度かかる見通しだということです。