『眠れなくなる宇宙のはなし』は、本物でした
「眠れなくなる宇宙のはなし:佐藤勝彦著」という本を読みました。
本当に眠れなくなるのかどうかわくわくしながら。
結果、一気読みしてしまい、次の日は寝不足で仕事に行くハメになりました。
皆さんは「宇宙」、好きですか?
文系の方は特に、身近に感じ辛く、「よくわからない」というイメージが強いのではないのでしょうか。
そんな人にこそぜひ読んでほしい。
そんな人だからこそ眠れなくなってしまう宇宙のはなしが、ここにあるのです。
以下、裏表紙より一部引用
古代から現代に至る宇宙観の変遷をたどり、人間が宇宙の真の姿をひもといてきた様子を物語のように描きます。古代インドの奇妙な宇宙観、コペルニクスによる宇宙像の大転換、アインシュタインが描いた宇宙、そして最新の「11次元時空」の仮説まで、平易な図解を添えてわかりやすく解説。
宇宙に興味が出たらまず読むおすすめの本
世に宇宙の本は数多くある中、私がこの本を強くおすすめするのは、その分かりやすさからです。
他の宇宙系の本は、
学者さんが書いたものらしく、専門用語が多く、またその解説も充分でない。
または、
専門用語の解説に例えを用いているが、その例えが適切でない。
などの理由で、わかりにくいモノが多かったのです。
そんな業界の中、この一冊が2008年に刊行されると、ベストセラーになり、多くの人に支持されたのでした。
専門用語はどうしても出てきますが、その解説と例えが秀逸。
宇宙についての本を、初めて読む人に対してもわかりやすく解説されているのです。
古代から現代までの宇宙観を、1週間で振り返る
この本は、全7章で構成されています。
古代の人が宇宙をどう考えていたか、から始まり、中世では宗教と宇宙科学の関わりについて。
そして現代の最新宇宙研究までを、7章で解説してくれます。
1章を1日ずつ読むとすれば1週間で読了できますね。
実際に各章の分量はそれほど多くなく、また読みやすい文章なので、無理なく読み進めることができます。
ちなみに、最終章である7章以外の全章で、最後の一文はこう締めくくられています。
今晩はこのあたりで。おやすみなさい。
ところが大概の人は、続きがきになって眠るタイミングを逃してしまいます。
まさに題名通り、眠れなくなる宇宙の話を聞かされているような、名著です。
まとめ
宇宙に興味が出てきた文系の方は、まず読む本だと断言できます。
それほどにわかりやすく、この本から入ることで、次のステップがより楽しくなるでしょう。
重力って結局何なの?
ビッグバンってどうやって起こったの?
暗黒物質、暗黒エネルギーってなぁに?
そんな疑問を持っている方もぜひ。
宇宙に思いを馳せると、日々の悩みなんて小さなものに思えてきますよね。
精神衛生上にも役に立つ宇宙について、ここから学んでみませんか?
眠れなくなる宇宙のはなし 宝島社 佐藤勝彦
最後に
最後まで読んでくださりありがとうございます。
今日のオススメ本、いかがでしたか?
こんな時に読む本をお勧めしてほしい。などあれば、コメント等でお知らせください。私、とても喜びます。
読んだ感想などお聞かせいただければ、これもまた、とてもうれしいです。
ぜひ私と、読書体験を共有しましょう。
目的別おすすめ度
自分を高める本:★★★★☆ 4
理系本:★★★★☆ 4
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