あなたのドローンも水面に着陸できる! アメンボから着想を得た着脱式ランディングレッグ
着水できるドローン、いいね!
ドローンが普及することで、これまで一般的には撮影が難しかった映像がどんどんと世の中に生み出されています。しかし、どこでも自在に飛べるとは言っても、着陸場所を選ばないといけないのも事実です。ちょっとしたミスでドローンが水に落ちてしまったり、崖を転がったりすることがあります。
そんなドローンの操縦の困難さを解決するべく開発されたのが、こちらの着脱可能なドローン用ランディングレッグ。水面をスイスイと浮かんで移動するアメンボから着想を得て作られたそうです。「WaterStrider」と名付けられたこちらのツール、人気のDJI Phantom quadcopters向けにデザインされたもの。これをつけるだけで皆さんのドローンも水に浮かぶことができます。
現在キックスターターで22,500ドル(約250万円)の資金調達を目指してキャンペーン中。今なら179ドル(約2万円弱)でWaterStriderを予約することができます。資金調達が完了し、一般販売が開始された際の小売価格は239ドルほど(約2万7000円)を予定しているそうです。製品の完成・配達は今年の7月予定となっています。「とりあえず購入」というレベルの価格ではないですが、撮影ロケーションによっては非常に役に立ちそうではありますよね。
もちろん、航空機に何かを足すということは、飛行可能時間が短くなることを意味しています。重くなればそれだけ飛行にエネルギーが必要なわけです。このパッドを取り付けることで飛行時間は約30%も短くなるとのこと。うーん...30%は結構大きいですよね。また飛行中に風の影響も受けやすくなります。
だからこその着脱式なわけですね。マジックテープ式のストラップをつかって必要な時だけ取り付ければバッテリーを節約しながら安全に飛行できるとのこと。
ビデオでは水面だけでなく小石で凸凹した地面や傾斜での着陸も見せてくれます。着陸する時の衝撃も上手く吸収してくれるので、よく知らない場所での撮影には最適のツールに思えます。
Kickstarterのプロダクトの中には巨額の資金を集めたものの、原価計算をちゃんとしてなくてボツになってしまったものや、そもそもアイディアを実現できなくてボツになったものがたくさんありますが、WaterStriderは既にプロトタイプが完成していますので、7月の配達も信頼できそうです。
source: Kickstarter - WaterStrider via Gizmag
Andrew Liszewski - Gizmodo US[原文]
(塚本 紺)
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