米 2歳児が車内で銃を発砲 運転中の母親死亡

アメリカ中西部のウィスコンシン州で、高速道路を走行中の車の中で2歳の男の子が誤って銃を発砲し、運転していた母親が銃弾に当たって死亡しました。
アメリカ中西部ウィスコンシン州のミルウォーキーで26日、高速道路を走行中の車の中で、後部座席にいた2歳の男の子が運転席の下から滑り出た銃を拾い上げ、誤って発砲しました。銃弾は運転していた26歳の母親に当たり、母親はまもなく死亡しました。
車は助手席に座っていた祖母がブレーキを踏んで止まり、祖母と男の子、それに1歳の弟にけがはなかったということです。
死亡した母親は、4日前に自分の車が盗まれたため、この日は知り合いの男性から借りた車に家族を乗せて移動中だったということで、警察が当時の詳しい状況を調べています。
アメリカでは、先月にも南部のフロリダ州で車の中で4歳の男の子が誤って銃を発砲して、母親がけがをしています。
銃規制の強化に取り組んでいるアメリカの団体によりますと、ことしに入って全米で18歳未満の子どもが誤って銃を発砲して死傷者が出たケースは、少なくとも77件に上るということで、銃の規制の在り方が改めて問われています。